神戸で行きたかったのが、兵庫県立美術館です。
設計したのは建築家・安藤忠雄さん。
その安藤さんが、
サムエル・ウルマンの詩「青春」をモチーフに
デザインした「青りんご」のオブジェも展示されています。
第二展示棟としての"Ando Gallery"には
安藤氏の代表建築と、兵庫県における安藤建築も紹介されています。
併せて阪神淡路大震災からの復興のために行った活動やプロジェクトの
記録も展示されていました。
今回神戸で初めてお会いして
お話した方が3人いるのですが、
阪神淡路大震災以前と以後を
まるでBC・ADのように話していて、
それは東日本大震災後に暮らす
わたしたちと一緒だなぁと思いました。
自然に「あれは震災より前だけれど」とか
「震災後2年くらいだったかな」という言葉が
自然に口をついてでてきます。
東日本大震災後の混乱の中で、神戸からのボランティアグループが
全国から入ったボランティアの方々を整理して配分する作業を
している、というニュースの心強さといったらなかったし、
個人的に神戸出身の先輩の言葉は
私にとってとても大きな支えでした。
館内で行われていたのが
アメリカ・ボストン美術館所蔵の刀剣と浮世絵を中心に
展示した企画展、その名も「THE HEROES」。
ボストン美術館は世界最高水準の日本美術コレクションを
誇るのだそうです。
浮世絵というと、風景画や美人画のイメージがあったのですが、
武者絵ってこんなにもあるんですねぇ。
発色がよく綺麗なのも驚きです。
勇ましく書き込まれた武者絵の数々は
迫力があり、鎌倉時代の武将が描かれたゾーンは
大河ドラマのシーンと重ねて見ていました。
刀の鐔(つば)の部分はハイブランドのバックルにありそうなほど
モダンなものも。すごい技術だと思いました。
場所を変えてもう1箇所。
写真家・ハービー山口さんの展示が
この日まで行われていました。
こちらには、ロックンロールヒーローの写真と
ハービーさんが引き寄せた奇跡みたいな出会いの
数々が。一枚一枚が映画みたいなストーリーばかり。
旅をしないと。人に会わないと。
写真からそう言われているような気分になりました。
【 MY HEROINE 】
出会ってからずっと目標であり、尊敬している先輩。
なんと美しい...
のに、これ以外の写真が
なぜかすべておもしろショットになってしまう
そんなところも大好きです!