あの広い、高い、深い武道館を
ギター一本で引き込んでしまう凄さ。
音色のコントロールが多彩っていうことが
つくづく分かるんですよね。
ギターが歌っているみたいで、
そこにあの声が呼吸するようにのっていて。
そしてもちろん、かき鳴らされるギターにも
引き込まれてしまいます。
今年の5月に配信リリースされた
「俺たちのサーカス」で幕を開けた
斉藤和義さんの弾き語りツアーの武道館公演。
「十二月」というタイトルは斉藤和義さん初の
ライブアルバム(名盤!)のタイトルでもあり
この名を冠したツアーの武道館公演を見てきました。
スカパラ沖祐市さんとは
ツイン鍵盤での共演は武道館公演限定でのコラボレーション。
アコーディオンに持ち替えての沖さんの音色も素敵でした。
そしてバンドツアーでおなじみの
ギターリスト真壁さんが武道館ならではのパフォーマンス。
「男と女」ってなんであんなふうに。
新曲「泣いてたまるか」で言葉が深く刺さり。
そして「ILOVE ME」からの怒涛にもふるえました。
歌もギターも、鍵盤も。あと、猫も。
せっちゃん節を満喫です。
来年は30周年の斉藤和義さん。
アルバム発表と全国ツアーの開催も
アナウンスされました。
コロナ下で、ある意味一番遠い場所に感じた東京行きの
扉を開けてくれたような武道館でした。