声
今日は県内多くの高校で卒業式が行われました。
マスクでの3年間は我慢することも多かっただろうなぁと、
のびのび、わちゃわちゃしていた自分の高校時代と
比べてしまいます。ただ、マスク越しだったとしても
「密な青春」を過ごした友は、その後の人生で
味方になってくれるはずと、エールを送りたいです。
昨日、わたしは高校卒業以来の再会がありました。
お世話になっているスタジオにおじゃますると
「庄子さん、今日いらっしゃる●●さん、
"放送班"の後輩らしいよ」とプロデューサーさん。
"放送班"...私の高校では部活ことを●●部ではなく、
●●班という呼び方をしています。
この仕事に就いてからは、どうせなら
放送じゃない部活に入っておけばと何度も思っていたけれど
あの頃の私はDate fmの「とび高」こと
「とび出せ 高校生諸君!」に出たいと放送班にまっしぐらで、
顧問の先生にお願いして私たちの代から出られるようになりました。
さらに次の年の新入生歓迎会・部活勧誘で
その「とび高風」ラジオ番組を本気で作ったものだから
40人くらい後輩が集まってしまい、密も密な
ぎゅうぎゅうの部室で青春を過ごすことに
なったのでした。
40人もいてちゃんと先輩っぽいことができたか
わからないにもかかわらず
ひとつ下の後輩たちが、みんなハートの素敵な人たちばかりで
幸せな"先輩生活"を送らせてもらったものです。
マスク越しでもすぐに彼女とわかる笑顔で現れた後輩。
"先輩〜"とひときわ響くつやつやボイスを聞いた瞬間、
一気に記憶が蘇りました。
ナレーターモードに切り替えて、
彼女がお仕事をする会社の映像にナレーションを
合わせていきましたが、専門用語が次々にでてくる箇所では
ひたすら集中していたものの、すてきな社屋内のシーンが流れ、
責任あるお仕事がんばっているんだなぁと思ったら
じぃぃぃぃ〜ん...
声のトーンが変わらないよう、気持ちを抑えていました。
続けていると、こんなに嬉しいことがあるんだなぁと思いながら。
何回も深呼吸したくなるような、
心ふくふくする帰り道でした。