イラストレーターで防災士の
アベナオミさんのお話を聞く機会がありました。
アベさんの新刊「防災のトリセツ」は
震災時のことを思い出す具体的なエピソードが
かかれていて、いちいち頷きながら
ページをめくりました。
"いつ発生するかわからない災害に対して
防災対策を続けるってダイエットよりも難しい"
という言葉は本当にその通りだと思います。
明日必要になるかもしれないし、
一生使うことがないかもしれない防災グッズ。
ましてや、必要な状況など来てほしくない
防災グッズを準備してね、と伝えるのは
本当に難しい。
震災時にいただいた支援に対する感謝に変えて
"備え"を伝えたいと思っているけれど、
話しながら、きっと準備してくれないな、と
感じてしまうこともあります。
でも、やっぱり備えていないといけないと
思います。
特に、非常用トイレ。これはぜったいに必要。
この本は去年3月の福島県沖の地震
(M7.4 最大震度は宮城・福島で6強)で
アベさん宅ではみかん1個がぽとりと落ちただけで
済んだという話も紹介されていて
普段の"備え"に対するある意味答え合わせのような
説得力がありました。
リアルなエピソードと
アベさんの絵のかわいさもあって、
一気に読めます。普段"取説"はあまり読まない私ですが、
"防災のトリセツ"おすすめしたい一冊です。