待ちきれない稲穂が揺れる中、始まったレキシのライブ。
バックドロップの絵柄をこんなふうに回収(!?)していくまでの
めくるめく3時間でした。
2007年ソロデビューのレキシがあと20年早く
デビューしていたら私の学生時代の日本史の成績は
爆上がりしていたことでしょう。
(いやでも、SUPER BUTTER DOGに出会えないのは困る)
日本史をテーマに独自のセンスで織り交ぜた歌詞は
何度聞いても唸ってしまいますね。よくぞ!の連続です。
ソウルもファンクもジャズも、なつかしさを感じる
80年代ロックや90年代ポップスも...
どこを切っても珠玉のメロディー 。楽しいのなかに、ちょっとほろり。
そしてオマージュなのか、コラージュなのか分かりませんが
挟み込んでくるコンテンツの多さにクラクラしてしまいます。
音楽ジャンルも、ドラマもコマーシャルも、映画も、
キャラクターも、どこかで聞いたあのセリフも、モノマネも...
どんなにふざけても、
池ちゃんの歌の上手さ、レキシネームを背負ったバンドメンバーの
演奏の巧みさによって感動へと振れてしまうから圧巻なんですね。
スーパーエンターテイナー
池田貴史さんの真骨頂を存分に見せつけてもらえる3時間でした。
もういちど、いいます。
歌、本当に上手い。
ワードセンス、最高。
スタミナ、無限。
褒め言葉しかでてこないけれど
今夜レキシの目撃者になったみんながきっと
笑いすぎて頬と脇腹が痛いはずです。