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みなさんぽ アーカイブ

2016年5月 9日

黄金の輝き!!

ウニ丼キラキラ。.jpg

2016年5月25日

魚市場キッチンから


缶詰セット!.jpg

http://www.uo-kitchen.com

牡蠣のアヒージョ&タコパスタ.jpg

2016年6月27日

梅雨の晴れ間に

紫陽花 南三陸町.jpg

南三陸町も晴れています。
紫陽花の向こうにキラキラ光る海が。

ひつじが一匹 ひつじが二匹.jpg
ひつじが一匹、ひつじが二匹...

太陽をいっぱい浴びながらの一日です。

2016年6月29日

未来に生きる

ラパ・ヌイ語で「未来に生きる」という意味の「モアイ」。

「トレジャータウン南三陸」という観光パンフレットに
「南三陸のムードメーカー モアイ」というニックネームで
載っていたこの方を見て以来、いつかお話を伺いたいと
思っていたのです...「南三陸モアイファミリー」代表の
柳井謙一さんにお話を伺いました。

26歳の時、被災地派遣プログラムに参加したのが
東京出身の柳井さんと南三陸町との出会い。
そこから観光協会の職員として採用され、
2013年5月にイースター島から南三陸町にモアイが送られた際に、
観光資源になるモアイのグッズを作ろうと立ち上がったのが
「南三陸モアイファミリー」です。

今では置物から文具、Tシャツやパーカー、食品まで
40種類ものモアイグッズを展開していますが、
最初に作ったのは金太郎飴の「モアイの口づけ モアイ飴」。
試作品は、モアイの顔が思いのほか歪んでいて、
"こんなハズじゃなかった!"とショックを受けたのだとか。
しかし、柳井さんの予想に反して
小売店の方々から「味がある」と好評を得て、
販売してみるとお客さんにも大人気。
特に若い女性に大人気で、柳井さん曰く「"きもかわ"って、
人気あるんだなぁ〜と思った」そうです!!

グッズには復興祈願と絆の証として贈られた
モアイ像のストーリーを伝えるカードも付いてきます。
これからはネットでの販売に力を入れるとともに、
これまでのノウハウや思いを伝えるセミナーなどの機会も
作っていきたいという柳井さん。

「夢だけしかないです!!」という力強い言葉がとっても印象的でした。

【南三陸モアイファミリー】

■□■南三陸モアイファミリー■□■

2016年6月22日

みんなの図書室(仮)

今日の「みなさんぽ」は南三陸町入谷の
旧林際小学校の校舎を利用した
『グリーンツーリズム体験〈校舎の宿〉さんさん館』での
インタビューをお届けしました。

今週末25日(土)にさんさん館の中にオープンする
「みんなの図書室(仮)」(⇦愛称はオープン当日に
発表されるそうです!)について、
「みなみさんりくブックス」の
佐藤知里さんと吉田浩子さんにお話を伺いました。
「みなみさんりくブックス」は南三陸町在住や
縁の方など、本好きの方々で作られているグループ。
メンバーはおよそ10名です。これまでに町内での
イベントで古本市を開いたり、ばば山のツリーハウスでの
本の展示を行ってきました。また活動の中で、
さんさん館の3000冊の蔵書の整理も手がけてきたのですが、古い棚にぎゅっと
詰まっていた本を整理する中で、より読みやすく人が集って
読める場所を作ろうと「みんなの図書室(仮)」の構想が
生まれてきたのだそうです。

私がお話を伺った際には教室の後ろの壁一面に真新しい本棚が
据え付けられていました。ここにどんな本が並ぶのでしょう!
図書室では今後、交流イベント開催など、わいわいできる企画も
考えてきたいとおっしゃるおふたり。

まずは6月25日(土)のオープン当日に
オープニングイベントが行われます。
"はじまりの一冊"というテーマでの本の展示や、
佐藤さんが音楽を担当して、仙台在住の詩人武田こうじさんが
ポエトリーリーディングも。

新しい本との出逢い、ひととの出逢い、
新しい知識との出逢い、ここから広がっていきそうです。

【みなみさんりくブックスのHPはこちら】
■□■みなみさんりくブックス■□■

2016年7月 6日

海のビジターセンター

仮設店舗での営業を続ける南三陸町さんさん商店街が
かさ上げ地に移転オープンするのは来年の3月。
今日はその起工式が行われました。

そんな7月最初の水曜日。
今日の「みなさんぽ」は「南三陸 海のビジターセンター」センター長の
平井和也さんにお話を伺いました。

海のビジターセンターは環境省が南三陸町戸倉地区に
整備する体験学習施設で、今年10月1日オープン予定。
三陸復興国立公園プロジェクトの一環として
南三陸町と石巻市、登米市にまたがって自然体験を楽しむ
フィールドミュージアムの拠点施設になります。

今回はその準備室にお邪魔してのインタビューでした。

平井さんは「NPO法人海の自然史研究所」の
事務局長・チーフエデュケーターとして震災前から
南三陸の小学校を訪問するなどつながりがありました。
活動の拠点だった沖縄から南三陸町に移住して、
「南三陸町ネイチャーセンター準備室」で海の生態系の調査など
を行うだけでなく、街の若い人たちにもさまざまなアイディアを
提供してきた平井さん。海の専門家でありながら、
町の「おもしろいこと」「楽しいこと」を発見して
形にするプロデューサーでもあるんですね。

現在平井さんはセンター長としてビジターセンターの
開設準備をしながら、南三陸町で自然に親しむ月例プログラムを
企画・運営しています。今月は海でのスタンドアップパドルボード体験
が開かれます!そして、来月には神割崎キャンプ場での
子どもキャンプも。メインアクティビティーはスノーケリングです。
参加したら、一段とたくましくなれそう!冒険の夏にぜひ!

■スタンドアップパドルボード
7月18日(月・祝)@神割崎キャンプ場
参加料:1000円

■□■スタンドアップパドルボード(神割崎キャンプ場HPより)■□■

■子どもサマーキャンプ
8月20日(土)〜21日(日)@神割崎キャンプ場
参加料:8000円

■□■南三陸 海のビジターセンターFacebook■□■

【準備室にあった石ころアート】

牡蠣も!
ワカメも!
ホヤまである〜!!

石_アート。南三陸町.jpg

2016年7月20日

ドロップピアス

南三陸町で「子育て・孫育て」のイベントを企画・運営している
お母さんたちのグループ「やってみるもん!委員会」というのがあります。

おまつりを企画したり、エアロビクスダンスの教室を開催したりと
楽しいことを発信しているみなさんです。
そして手作りグッズの販売も行っていて、歌津の伊里前福幸商店街の
うたちゃんショップにもアイテムが置いてあるんです。
その中に、はじめて見たときから気になっていたアイテムがあります。

ドロップピアス!.jpg

パッと見た目はそのまま飴のドロップ。
昔からある、サクマの缶入りドロップのような。

色も、ハッカ味のような透明クリア。
パイナップル味のようなイエローもあります。

これ、固いゴムのような素材でできたピアスなんですが、
透明感のある色合いで、
口の中はすっかりドロップの味を思い出してしまいます。

ずっと気になっていて
夏になったら買おうと思っていたこのドロップピアス(あ、勝手に名付けました)
ブルーのピアスをセレクトしてみました。
シンプルなTシャツで、目立たせてみようと思います!

この遊びゴコロと、
300円というプチプライスが身軽な夏にぴったり。

2016年8月10日

夏休みの体験

IMG_8701.jpg

DJ体験をしにやってきてくれたみんな。

一人は学校で放送委員会に入っているそうで、
もう一人は、放送委員会に入ろうか考えていて
"ためしにきてみました"とのこと(笑)

最後はノリノリで、"もう一回やらせてください!"と
ディレクターに言うほどでした。

男の子がお財布の中に、ガリガリ君のあたり棒を大事にいれていたのは
私の子ども時代と変わらないなと思ってちょっとほっこりしました。

一行は午後、うみの杜水族館へ。
帰りのバスはさらにテンションが高かったそうです。

2016年8月22日

秋の味覚

南三陸町 りんご.jpg

南三陸町の佐藤さんの果樹園へ。

リンゴはまだ青かったけれど、早い品種の
梨はとっても甘い!

でも奥さんは"まだまだよ、これじゃ"。
いえいえ十分甘いですよ!

なし。南三陸町.jpg


台風が心配ですね、という私に
"自然の中で生きてるからね"という佐藤さんのことば。

この町で聞くと、とても深く響いてきます。

2016年8月24日

三陸海の盆

今週の「みなさんぽ」は
「第6回三陸海の盆in南三陸」副実行委員長の
村岡賢一さんにお話を伺いました。

おじゃました「水戸辺のこやっこ」の前には
宇都宮から、小学生が40人ほど来ていて
漁業体験プログラムに参加していてにぎやかでした!
村岡さんは南三陸町における
グリーン・ツーリズム普及の功労者でもいらっしゃいます。
"すばらしい環境の中で生かされていることを子どもたちに
感じてほしい"という村岡さん。
震災後には新しい漁場の環境作りに尽力され、
思い切っていかだを3分の1に減らすことで潮通しのよい漁場に。
牡蠣も1年で出荷できるようになり、
時化てもいかだ同士がぶつからず、かつ働きやすい
環境を努力の上に実現させた立役者のお一人です。

三陸海の盆は、2011年に岩手県の大槌町からはじまり、
今回で6回目。東日本大震災で犠牲になった方々を偲び、
震災の悲劇を永遠にわすれないことを目的に地域の
郷土芸能が競演する行事です。

村岡さんたちの「行山流水戸辺鹿子踊(ぎょうざんりゅう
みとべししおどり)」。平成3年に復活したもので、震災後
若い人も保存会に入っているそうです。
8月27日(土)の海の盆当日は、日中沿岸部のさまざまな
郷土芸能が披露され、
夕方6時からはかがり火まつりにつながっていきます。

【第6回三陸海の盆in南三陸】
http://tonomagokoro.net/archives/58709...

2016年9月 7日

憩う

今日の「みなさんぽ」は南三陸町歌津の串カツいじりに
お邪魔して、店主の井尻さんにお話を伺いました。
井尻さんはもともとは大阪出身。
東京でIT系のお仕事をしていましたが、東京で知り合った
ボランティアをしている人に誘われ、南三陸町を
訪れたことがこの町との出逢いでした。
最初に訪れた時、出逢った人がいい方ばかりで、
この町が好きだ!と直感で移住を決めたという井尻さん。

2014年のクリスマスに移動販売からスタートした
串カツいじり。誰も知り合いがいないなかで、
やれることは全部やったとおっしゃっていました。
プレハブの店舗スタイルを始め、じわじわと評判を呼び、
地元のみなさんにも愛されるお店に。
まずは3年を目標にして元気に営業されています。
そりゃあ、気さくなお兄さんがいて、おいしいものがあったら
長居したくなっちゃいますよね。

そんな井尻さんはいま、南三陸町でこの秋に産声を
あげる「UTAKKO BURUME」の実行委員長としても奔走中です!
地元のおいしいものやワークショップ、地元のミュージシャンも
会場を彩ります。
"地元の若い人たち、20代前半のひとたちとも交流して
成功につなげていきたい"という井尻さん。
来年以降も仲間を広げて続けていくために、今年の成功を
目指してがんばっています。

井尻さん自身も音楽が大好き!
リクエストしてくださったのは、the pillows のFunny Bunny。
私は歌詞に、井尻さんの姿を重ねました。

"君の夢が叶うのは誰かのおかげじゃないぜ
風の強い日を選んで 走ってきた"

さわおさんにもいつかお伝えしたい!

串カツ いじり.jpg
おすすめのジューシー豚串!↑↑↑

2016年9月12日

きりこ

うたっこぶるめ きりこ.jpg

「みなさんぽ」のインタビューで
上山八幡宮の禰宜・工藤真弓さんにお話を伺いました。
神社の社務所は地域のみなさんや南三陸にいらっしゃる
グループの集う場所になっています。

きりこのもともとの始まりは江戸時代の中期に山伏が
作って神様への感謝を表した神垂。やがて供物を型取るように
なったのは飢饉に見舞われた時に、本物の供物をあげられなかった
ことがきっかけなのだそうです。お餅や魚などを模した紙で
感謝を表すことが「祈りの形」であり、
大変な時代の中から生まれた文化なのですね、と
工藤さんはおっしゃっていました。

三つ重ねのお餅の文様、お酒の器、知恵袋の
3つのきりこが上山八幡宮には代々継承されています。毎年
お正月前に氏子さんたちにお届けするため、一年をかけて
神職を務めるご主人と共にひとつひとつ手作りされています。

このきりこは、2010年に町おこしの一環としてお店の文化を
きりこのように表す創作きりこが生まれました。
神社に継承されている技術を一般に伝えることは勇気のいること
にもかかわらず、工藤さんのお父様の宮司さんは
文化の継承としてそれを了承されたのだそうです。

今年リオオリンピックに合わせて開かれた美術展でも
日本の誇る文化のひとつとして飾られました。
ブラジルの風に南三陸町のきりこがなびいていたんですね。

そして今月行われる音楽イベント「UTAKKO BURUME」の
ロゴを手がけたのも、工藤さんです。
山から流れる川が海に注がれていて、その川を鮭が上る。
南三陸町の森・里・海をあらわしたものになっています。

当日はきりこワークショップもひらかれます。
11時から午後3時までの開催です。今回はアレンジバージョンの
紋きり遊びです。ぜひおでかけください!

神棚きりこ.jpg

2016年9月14日

ほやチップス

ほやチップス。.jpg

2016年9月23日

みなさんぽ公開録音のお知らせ

急遽、決定しました!

「みなさんぽ」では、明日24日(土)に開かれる
UTAKKO BURUMEの屋外ステージで番組公開録音を
行います。時間は午後1時30分〜2時までです。

屋外ステージのシークレットゲストも先日一部
発表になりましたが、
屋外ステージを含むBURUME AREAでは
南三陸グルメやワークショップや
ひつじちゃんたちがみなさんをお迎えしますよ!

ぜひ遊びにきてくださーい!お待ちしています!

■□■UTAKKO BURUME■□■

うたっこぶるめ きりこ.jpg

2016年9月24日

UTAKKO BURUME

utakko burume .jpg

2016年10月 5日

うたっこぶるめ。T.jpg

たかこさん。.jpg

2016年10月12日

戸倉っこかき

今週の「みなさんぽ」は
県漁協志津川支所 戸倉出張所・所長の
阿部富士夫さんにお話を伺いました。

阿部さんは漁協のお仕事を始めて35年。
小学校の卒業文集に「漁協の職員になりたい」と
書いたのには訳がありました。
子どものころ、親戚の海の仕事のお手伝いをしていた際、
テキパキ仕事をする漁協の職員さんに憧れたのがきっかけだそう。
就職してからその方と一緒にお仕事もしてきたそうですが、
憧れって、ひとを動かす大きな力になるんですよね。

漁協でのお仕事を目指す人が全国から集まる学校があると
いうことを阿部さんのお話ではじめて知りましたが、
寮生活で1年間を一緒に過ごした同期の方々とは
今でも交流があるそうで、
震災後も全国からエールが届いたのだとか。
持つべきものは仲間です!

そして、今回のテーマは"ASC認証 南三陸戸倉っこかき"のお話。
"ASC"というのを、はじめて聞いてかたも多いと思います。
何てったって、日本初ですから!

この国際認証は水産養殖管理協議会によるもので、環境や
地域社会に配慮した養殖業だけが取得することができるもの。
震災からの復興を考えるとき、どうしたら次の世代に
よりよい漁場を残していけるかを考え、
震災前およそ1000台あった養殖いかだを300台にまで削減し、
組合員が共同で経営管理に取り組むことを決断しました。

品質や生産効率のよい養殖を行うための取り組みが功を奏し、
以前は2年から3年かかっていたものが、
1年で品質のよいカキが取れるようになったのです。

今年3月30日に取得したため、この秋からがまさに
本格的なシーズン!戸倉っこかきが楽しみです!!
今年、リオオリンピックではASCの食材が使われていたそうで、
阿部さんの思いは、4年後の東京へも向かっています。

2016年9月26日

入谷のコスモス

南三陸町×コスモス.jpg

バナナ焼きの型。.jpg

2016年10月19日

お好みは?

すがわらさんのだしまき。.jpg

南三陸町入谷の「そば処 すがわら」さん。

手打ち蕎麦とさくっとあがった天ぷらも思わずうなるおいしさでした。
そして多くのリピーダーのお客さんが
注文するという卵焼きもまた...んもう、絶品。

しかも、卵焼きは甘い卵焼きか、だし巻きか、好みを
菅原さんが聞いてくれます。

一皿をシェアしていただこうと思った
ディレクターとわたし。

私は、食べ慣れたいわゆるおふくろの味の卵焼きは
甘めなのですが、お店でいただくときはだし巻きが好き...

ディレクターは"庄子さん、選んでいいですよ"と言ってくれたんですが
でもなぜか、
中学生の頃、同級生のお母さんが作ってくれて美味しかったという
甘い卵焼きの話を、さし込んできた...(笑)
これはもしかして甘いのを食べたいアピールかな?と思いつつも、
初志貫徹で今回はだし巻き卵をいただきました。

ふわっふわ。さすがですね。
お箸をいれたときのふわプル具合、今でも覚えています。
自分のおおざっぱな卵焼きはしばらくたべたく
なくなりました。笑

すがわらさんでそんなプロの技に感動して、
思わず「卵焼き」の思い出話にまで花がさくランチタイムでした。

2016年10月20日

ASC認証 戸倉っこかき

戸倉っこかき パッケージ.jpg

今週の「みなさんぽ」は県漁協
志津川支所 戸倉出張所 カキ部会・部会長の
後藤清広さんにお話を伺いました。
部会長になって6年目の後藤さん。
カキ部会の会議の直前におじゃましたので、
メンバーのみなさんが窓の外に続々と...
中には以前お会いした方々が
"なんだべ?取材か?"と覗き込んでいる顔も見えて(笑)
私も"ホーム"な気分でお話を伺いました。

「南三陸戸倉っこかき」の
ポスターにも映っているのが、全員で37名がいらっしゃるという
カキ部会メンバーのみなさん。
若い方もたくさんいらっしゃるなぁと思って聞いてみたら、
震災後離職して一時違うお仕事をされていたものの、
ASC認証の取得を機に浜に戻ってこられた方や
高校卒業後、新規に就業された若い漁業者の方も
いらっしゃるそうです。

ASC認証という国際認証は水産養殖管理協議会によるもので、
環境や地域社会に配慮した養殖業だけが
取得することができるもの。
震災からの復興を考えるとき、どうしたら次の世代に
よりよい漁場を残していけるかを考え、
震災前およそ1000台あった養殖いかだを300台にまで削減し、
組合員が共同で経営管理に取り組むことを決断しました。
品質や生産効率のよい養殖を行うための取り組みが功を奏し、
以前は2年から3年かかっていたものが、
1年で品質のよいカキが取れるようになったのです。
どれだけ間引くかは試行錯誤だったそうですが、
一年で生産できる間隔をさぐっていった結果、
これまでの台数の3分の1になりました。
震災前3年で15グラムほどに育っていたカキは
台数を減らしたことで、4、5ヶ月で20グラムほどに
育ったのだそう。
カキを見て、味を確かめたうえで、後藤さんは
この方法を確信したということでした。
ちなみに一台のいかだからはおよそ10万個のカキができます。

"これまでは殻だけつくってきたのかな。
一個一個品質を大事にして栄養たっぷりのカキを
作ることが大切だな"と思ったという後藤さん。

ベテランがこのような思いで作ったカキの味が
楽しみで仕方ないですよね。
後藤さん自身もASCの存在を知ったのが4年前、
そして取り組みはじめたのは2年前でした。
認証までの項目の細かさや規制の多さにびっくりしたのが
本音だったそうですが、
持続可能な漁業を目指した後藤さんたちの思いと
ASCの理念が一致していたことが目指すきっかけになりました。
また、今年夏のリオオリンピックでも認証の食材を使うという
正式な発表があり、東京オリンピックでも認証の
食材が使われていくだろうということも、
仲間の漁業者の方々の思いをまとめる大きな機運となりました。

ネーミングには「戸倉の子どもたち」という意味が込められていて
子どもたちを育てるような気持ちでたいせつにつくられました。
ASCの認証が3月30日だったので、
この秋が本格的なお披露目!

10日から出荷がはじまったばかりです。
栄養豊富な「南三陸戸倉っこかき」を、ぜひ味わいたいですね!

2016年11月 9日

commons

commons 琉球ガラス.jpg

南三陸町さんさん商店街からもすぐ近く
「コミュニティー・カフェ commons〜こもんず〜」に
おじゃまして、内海明美さんにお話を伺いました。

入り口ではシーサーがお出迎え。
店内には沖縄の音楽が流れ、三線が飾られていたり、
沖縄の風を感じます。
おじゃましたのは夕方4時頃でしたが、男子高校生のみなさんが
ランチ?おやつ?を食べていました。
そりゃ、高校生なら一日4食くらい平気ですよね?!

高校生のお客さんも多いのかと思いきや、
7月15日に新店舗がオープンしたばかりで、
ウッディーでおしゃれなお店なので、「た、高いんじゃ?」と
まだ様子を伺っているひとも多いらしい...

安心してください!リーズナブルですよ!

なんと高校生以下はワンコイン(税込み500円)で
全てのお食事が食べられます。ちなみに写真はわたしがいただいた
タコライス。(大人は700円です。小鉢もついて、
もともとリーズナブル!)

タコライス。.jpg


学割なんてしちゃっていいのかな?と笑う内海さん。
とにかく、地域の子どもや学生さんへのまなざしの
あたたかさを感じました。

今年7月に新店舗がオープンする前は
2014年4月からプレハブでcommonsを営業されていた
内海さんですが、
さらにさかのぼると、2012年から2年ほど同じプレハブで
さんさカフェの運営に携わっていました。
一環しているコンセプトが"コミュニティーカフェ"。
集まる場所を作りたいという思いからはじまっています。

店内に沖縄の風を感じるのは
震災後に派遣された沖縄の自衛隊のみなさんとの
つながりから。
内海さんがマネージャーとしてお世話役をされている
サンシンズジュニアも、沖縄の自衛隊のみなさんが
避難所に演奏にきてくれたことをきっかけに結成され、
現在主に12名の子どもたちが活動に参加しています。
音楽に触れながら成長していく姿を見るのは
「大きくなったなぁ〜」とウルウルすることも
あるという内海さん。
サンシンズジュニアは9月に行われた
「UTAKKO BURUME」にも出演しました。

続けていくのは大変なことも多いなか、
内海さんの力になってきたのは
「子どもたちがそばにいるということ。
子どもたちの活動を応援してくださる人がいるということ」
なのだそうです。

commonsが必要とされる場所であり続けてほしいと願いながら、
とにかく"人を大事に"進んでいきたいとおっしゃる内海さん。
働くひと、集まってくれるひと、
応援してくれるひと、興味をもってくれるひと。
これからも、出逢いをつないで、
ひととひとをつないでいく場所になるでしょう。

"commonsに集合ね"、なんていう合言葉がこれからも
どんどんひろがっていきますように!
あ、おいしい手作り弁当の配達もしていますよー!!


■□■コミュニティー・カフェ Commons〜こもんず〜■□■

2016年11月14日

キラキラいくら丼

今夜のスーパームーンは南三陸町で見ました。
入谷の上空に黄金の月。うさぎ柄まではっきりと。

寝る前に思い出す、輝くまんまるの月。
ついでに、赤く輝くまぁるい粒つぶを思い出す...

いくら丼.jpg

今日のランチは、南三陸町さんさん商店街にお店を構える
創菜旬魚(そうさいしゅんぎょ)「はしもと」さんの
キラキラいくら丼を。

南三陸町を代表するグルメになったキラキラ丼ですが
そのはじまりは2008年の仙台・宮城デスティネーションキャンペーンが
きっかけでした。

人気も出て、知名度も上がりつつあった頃、
東日本大震災が起こって、
震災後は漁獲量が安定しないなかの苦労もありましたが、
全国から来るお客さんに、飲食店のみなさんは
季節ごとのおいしいキラキラ丼を提供し続けました。

ただ、いくら丼に関しては
今年も提供するための努力が続いています。

南三陸町では震災の影響で
2011年から2012年にかけてサケの稚魚の放流ができませんでした。
秋鮭は通常4年から5年で生まれた川に戻ってくるので
去年につづいて今年も南三陸町内の川を遡上するサケが
少なくなっています。

なんとかいくら丼を提供するために、お店のみなさんも
努力をされていて、手にいれた食材を最高のおいしさで
提供しようと準備をされています。

以前、南三陸町飲食組合の組合長さんにもお話を伺いましたが
プロの料理人のみなさんはもちろんライバルでも
あるわけですが、自分の料理に対する誇りはそのままに、
一方で「キラキラ丼」については教え合ったり、
情報交換したりしながら一丸となって取り組んできたと伺いました。

"こでらんねぇ"おいしさのキラキラ丼を食べたあとは
お客さんのおいしかったですという一言、その笑顔が
お店の方にとって、何物にも代え難い喜び、というのも
共通のようです。

今の仮設のさんさん商店街は今年いっぱいの営業を予定しているので
「はしもと」自慢のキラキラ丼も今の場所ではラストキラキラ丼となりますね。

三陸道の志津川ICも開通して志津川ICからだと
さんさん商店街まで車で3分です。
今シーズンの「キラキラいくら丼」も、
こでらんねぇです〜!!

2016年11月16日

海のビジターセンター

いよいよ今週土曜日に南三陸町戸倉にオープンする
「南三陸 海のビジターセンター」。
センター長の平井和也さんにお話を伺いました。

海のビジターセンター。.jpg

場所は志津川自然の家の近く、坂本海岸沿いです。
三角屋根のシックな木造の建物で、自然と調和するデザイン。

平屋建てで、新しい防潮堤が整備されたことから
建物の中から海を見る事はできませんが、
一部テラスがあって、そこから
志津川湾が一望できるようになっています。

海のビジターセンターからの眺め 志津川湾.jpg

南三陸町と石巻、登米両市にまたがって
自然体験を楽しむフィールドミュージアム
(環境省が作る三陸復興国立公園プロジェクトの一環)の
拠点として機能する海のビジターセンター。
国立公園の情報発信や
海に親しむスタンドアップパドルサーフィン、
シュノーケリングなどの自然体験をすることができます。
さらに、志津川湾についてが分かる展示や
体験型のさまざまなアクティビティも。
環境教育や地域の勉強会などにも使える研修室や
調理実習室もあるので、これから地域の水産物を学びながら
おいしく食べる企画もでてくるのでしょうね。

海のビジターセンターには
カフェスペースのような場所があり、これはセンター長の
平井さんが、「誰もがふらっと寄ってもらえるように」と
考案した場所なのだそうです。お茶しながら、憩いながら、海に
親しんでもらえたらという思いがあります。

ちなみに「平井和也」さんは、頭文字だと「平」「和」で
あることから、子ども達とのアクティビティーの時には
「Mr.ピース(PEACE= 平和)」と呼ばれているそう。
このカフェスペースに
"ピース・コーヒークラブ"を作ろうかなと思っているとか。
マスターピースの作るコーヒー飲みながらいろいろ話したい!

オープン当日から1週間は"南三陸Ocean week"と題した
オープニング企画が行われ、さまざまなワークショップや
アクティビティが用意されています。

『豊かな資源があるこの地で、多くの人が学んでいくことが
価値を高めていくような気がしています。
海を学ぶ、森を学ぶ、地域を学ぶ。
その、学び舎の拠点になっていきたい。
いろいろな取り組みが文化になり、
文化になると、底力になると思うので
それをサポートしていくような施設になればと思います』
そう、おっしゃる平井さん。

入場無料で、誰でも、気軽に立ち寄れる場所。
オープンが待ち遠しいです。

■□■南三陸 海のビジターセンターFaceBook■□■

2016年11月24日

福興市.jpg

2016年12月 5日

aimaki

aimai 店内.jpg

愛の種を蒔く、という意味なのだそうです。
一関市、宮城・岩手県境近くにある
『和sian cafe aimaki』さん。

インドの旅をしている時に出逢ったという
素敵なご夫婦がやっているタイ料理のお店。

評判を聞いていたのですが、ついに!おじゃましました。
aimaki カフェー.jpg

もう、これは...スプーンのとまらなくなる辛くておいしいカレー。
タイ料理好きの友達の顔が次々浮かんできました。
たべさせたいよー!!近くにあったら絶対に通いつめています...
食べてみたいメニューばかり!!

これまでも、タイ料理はいろいろとおいしいお店をリサーチして
いただいてきたと思うのですが、何かが違って、格別なのです。

砂糖はきび砂糖やヤシ砂糖など漂白されていないもの、
塩は天草の天然塩、お料理は一から手作りされているそうですから
手間隙のかけかたがこの味なのかもしれません。

aimaki cafe.jpg
コーヒーもすっごくおいしい。

カーナビの案内が山中だったので、
"冬の間は通行止めなんだろうね〜ラストチャンスだったね〜"と
いいながら、誰ともすれ違わない道(そしてしばらく誰も
通ってなさそうな落ち葉の道)を不安たっぷりで進んだのですが
ちゃんと国道346号線沿いでした!!ナビめ〜!!

12年もの間、この味を求めてやってくるお客さんに愛されたお店ですが、
来年2月中旬からシェフのふるさと、
南三陸町歌津で新たなスタートを切るそうです。

また必ずおじゃましよう!
■□■aimaki■□■

2016年12月12日

南三陸の海。.jpg

2017年1月 4日

みなさんぽ

新年最初のみなさんぽは
南三陸町・佐藤仁町長にお話を伺いました。

南三陸町ならではのアイテムが飾られた
町長室は南三陸町がぎゅっとつまった場所です。

また震災後、各地から
南三陸町に贈られた写真やメッセージも大切に飾られています。

スタッフ一同緊張しつつ伺うのですが
佐藤仁町長のお人柄で、
いつもあたたかく迎えてくださいます。

もちろん、新年も町長はお気に入りの楽天イーグルスの
クリムゾンレッドのネクタイ姿です!

佐藤仁町長と 2017.jpg

南三陸町では震災後に最優先課題としてきた
住宅再建が進み、宅地造成がおよそ840戸、
災害公営住宅が730戸となりました。

"町民みなさんががんばっていらっしゃるので、
これからの課題もあるけれど、われわれも
手を携えながらがんばっていきたい。
時間は経ったけれど
みなさんでここまで来られたな、というのが正直な思い"と
おっしゃる町長。

産業面では昨年6月1日、高度衛生管理型の魚市場、
南三陸町地方卸売市場が完成したことも大きな
ニュースでした。
"震災後には新しい水産加工品も各社から発表されて、
南三陸町を県内外にPRする大きな力にもなっていますね"と
町長もおっしゃっていました。

そして、これまで「みなさんぽ」の取材を通して私が
印象的だったのが、
南三陸町に移住してきた若い方々が、南三陸町を
チャレンジできる場所としていきいきと活躍されていること。
地元の方に学びながらがんばっているすてきな方に
たくさん出逢いました。
町長は、
"移住してこられた方々は、町の強みと弱点を
ちゃんと見極めている。弱点をカバーしながら
強みをどうやって前にのばすか、上手に取り組んでもらっていて
本当に力強い存在だと思います"とおっしゃっていました。
また、昨年、町長が移住されたカップルの結婚式に参加された際、
昔ながらの南三陸の結婚式のスタイルだったことも
とても思い出に残っているそうで、
"南三陸町に対しての思いをいろいろなシーンで
発信してくれているのが嬉しいことだなと思っています"と
お話くださいました。

2017年、南三陸町にはあらたなにぎわいの場が生まれます。
現在工事が進んでいるのが、
10メートル嵩上げをしてできる、さんさん商店街。
そして4メートルの嵩上げが進み
伊里前地区観光拠点施設もオープンします。
春が今から楽しみです。

さらに、去年10月の志津川インターの供用開始に続き、
今年、南三陸海岸インターチェンジの供用がスタートします!
"心理的な面で仙台方面からもぐっと近くなりますね"と
町長もおっしゃっていました。

また現在改修が進む平成の森しおかぜ球場では
甲子園と同じ土を使ってのグラウンド整備が行われています。
これまで仮設住宅があってグラウンドを使うことが
できなかった子どもたちにご褒美という思いで、また
県内外の高校球児のみなさんにもたくさん使って
いただきたいと、元高校球児の町長も
おっしゃっていました。

年のはじめ、佐藤仁町長のお話からたくさんのエネルギーを
いただきました。そして、
インタビューの前後でもあれこれお話させていただく中で
ますます会いにいきたいひとが増えました。

今年も「みなさんぽ」は南三陸町で出逢う方々の声を通して
南三陸町の魅力をお伝えしていきます。
あらためまして、今年も「みなさんぽ」を
どうぞよろしくお願いいたします。

2017年1月 9日

くう海

これぞ、お寿司やさんの海鮮丼。

はじめて食べた時に感動して、
これ以外のメニューも食べてみたいと思いながらも
わたしのお腹が「くう海丼」を指名してしまいます。
この値段でこのクオリティーは、日本広しといえど、と
思ってしまいます。

くう海丼.jpg


空と海しかなかった。

震災後の思いを、言葉遊びにくるめて
親方の前向きなキャラクターと
おもてなしのプロフェッショナルなこころが
粋な店名にしてしまいました。

食うかい?
くう海。

あんなに気持ちのいい「いらっしゃいませ〜」と
「ありがとうございました!」も、日本広し、といえども。

またどうぞ〜!という声に見送られながらちょっと
ウルっとくるのは、おいしいものを食べて
素直になっているからなのか...!!

基本をたいせつに。ことばをたいせつに。あたりまえをたいせつに。

2017年1月18日

南三陸ホテル観洋で

この、ロビーからの眺めで
フロントに行く前に
思わず立ち止まるひとも多いでしょうね。

観洋からのながめ.jpg

今週の「みなさんぽ」は
南三陸ホテル観洋におじゃまして
第一営業課長の伊藤俊さんにお話を伺いました。
南三陸町に伊藤三兄弟がいる!と伺って
いたのですが、弟さんたちはそれぞれ観光協会、
ネットショップ「南三陸deお買い物」でお仕事をされて
活躍されています。弟さんたちにもお会いしたい!
ちなみに、妹さんもいらっしゃるそうで、
4兄妹のやさしきお兄ちゃんでした。

伊藤さんの自慢は
水平線まで一望できる、開放的な気分になれる景色。
館内に一歩入って、ロビーから見える海の景色に
びっくりされるお客さんが多いそうです。
10階建て、玄関フロント部分は5階に位置していて
244室の三陸地域最大規模のリゾートホテルです。

『ホテルはたくさんのひとが行き交う場所。
たくさんのご縁をいただきながら
私自身もたくさんの方と出逢って学ぶことが
できる場所だと思います』とおっしゃる伊藤さん。
震災後はさらに全国からたくさんの方が訪れていて、
お仕事をしながら応援の気持ちも感じています。
語り部としても南三陸町のことを伝えることにも
力を注いでいる伊藤さんに
また会いにくるお客さんも多いようです。

観洋の自慢は、海が一望できる景色に加えて
地下2千メートルからひいた温泉、
さらには三陸の海の幸を使った美味しいお食事です。
海に近い温泉は珍しく、
温泉に入っていると海に入っているような
気持ちになるというお客さんの声も。
ゆったり入ると湯冷めしにくい泉質なのだそうです。
日帰り入浴も人気ですが、
月に10日前後、
町内の60歳以上の方に無料で入っていただける日を
設けています。
地域のみなさんあってのホテルというのが
観洋のおもてなしなのですね。

そして、お料理では
牡蠣づくしのプランがおすすめ!
お話を伺っているだけで口の中に
旨味がひろがってきます〜じゅる〜!
『何度でも南三陸町に来ていただきたいので、そのためにも
私共が入り口になれるように精一杯おもてなしをできれば』
とおっしゃる伊藤さんに、
南三陸町を愛するこころと、ホテルマンの誇りを感じました。

【公式HPはこちら】

■□■南三陸ホテル観洋■□■

2017年1月30日

にゃでて

ふわふわの毛並みをなでなで。
にゃでてほしいの2017.jpg
にゃでて、という声が聞こえた気がしたので。

2017年2月 1日

スイートピー

スイートピー南三陸からもちかえる.jpg

去年の年末、さんさん商店街がクローズして、
『花の店 あん』は新たに店舗をオープンさせたばかり。
店主・芳賀純子さんが笑顔で迎えてくださる
真新しいお店には春のお花のいいかおりが広がっていました。

芳賀さんご自身はもともとは別のお仕事をされていたそうなんですが、
たまたま遊びにいった先輩の家で雑誌をめくっていた際に
雑誌に載っていたブーケを見て、「これだ!」と思ったそうです。

その後、フラワーアレンジの勉強をするなかで、お花の奥深さを知り、
ついには1990年地元にお花やさんを開きました。
もともとは志津川病院の近くにお店があったそうで、
病院スタッフの方もよく買いにいらしていたそうです。

お店の名付け親も、芳賀さんの知り合いの病院スタッフの女性たちが
「あん」って覚えやすくて、いいよね、ということから付けてくれたのだそうです。
芳賀さんもそれがいい!と思ったそうで、
これまた、直感のようなものだったんですね。

ただ、あとあと考えてみると、
50音の最初と最後の二文字「あ・ん」であることから
ひとが生まれてから生涯を閉じるまで、寄り添うお花に
ぴったりだなと思ったそうです。

直感を大事にしているのも、運命を引き寄せるのかもしれないなと
お話を聴いていて思いました。

色とりどりのお花を前に芳賀さんのお話をきいているなかで
ひときわいい香りだなと思ったのがスイートピー。
私も自宅に持ち帰ってきました。

花言葉は「門出」だそうです。

この春も芳賀さんの手で束ねられたブーケが
たくさんの門出のシーンを彩っていくんでしょうね。

わたしも、春待ちの気持ちでスイートピーを
買ってかえりました。
スイートピーはるまちのきもち.jpg

さんさん商店街が閉じることになったとき
新たなお店を建てるかどうか、正直迷われたこともあったそうなんですが
お客さんの
「"あん"がなくなったらどこにブーケをお願いすればいいの?」と
言う言葉が芳賀さんの背中を押してくれたともおっしゃっていました。

花の店「あん」の、芳賀さんの新たな門出も応援しています!

2017年2月 4日

南三陸町福興市in仙台駅

福興市in仙台駅.jpg

みとべししおどり。.jpg

2017年2月22日

わかめのシーズン

今週の「みなさんぽ」は
高芳丸船長で「海しょくにん」メンバーの
高橋芳樹さんに会いに行きました。

わかめの収穫の時期を迎えていますが、
最盛期には広い作業スペースも
全部わかめで埋め尽くされ、部屋全体が
わかめ色にみえるほどだそうです。

わかめを煮る匂いが浜に香って
浜が一斉ににぎやかになるのが、子どもの頃から
高橋さんが感じてきた"春"のシーンです。

わかめのさぎょうごやに.jpg

内湾のやわらかいわかめ、外洋の歯ごたえのあるわかめを
ぜひ旬のこの時期に味わってください!

「わかめしゃぶしゃぶ」を本気でおすすめします!!
わたしははじめて南三陸の生わかめを持ち帰り
家族でわかめしゃぶしゃぶにした日、
あまりのおいしさにびっくりして、
隣町に住むおじ一家を呼びました。
食べておいしくてびっくりして電話をかけるという
経験は後にも先にもこの時だけです。

高橋さんは、「漁業体験プログラム」などを通して
海のすばらしさ・楽しさを伝える活動をしている
ブルーツーリズムのグループ「海しょくにん」の
メンバーとしても活躍されています。
高橋芳樹さん&高橋直哉さんのツートップが
いらっしゃいますが、
高橋さんたちのお人柄にふれるたび、
リピーターのお客さんが多いのも納得なんですよね。

団体のお客さんがいらっしゃると
さわやかな直哉さんの船には女性が、
男らしい芳樹さんの船には男性ばかりが乗船し、
自然に男女が分かれるという悩み(!?)もありますが
今年も3月4月には好評のわかめの収穫体験を行います!

「海しょくにん」のメンバーも
専門分野をもつ若いひとも増えて、ますます
広がりがうまれていきそうです。

【わかめ収穫体験についてはこちら "みなたび"より】
3月と4月の日曜日に体験できます!
■□■わかめの収穫体験■□■

【高芳丸HPはこちら】
■□■高芳丸■□■

2017年2月27日

生ひじき

生ひじき。.jpg

一緒に仕事をしているスタッフの方から
南三陸でとれた生ひじきをお裾分けいただいて
ありがたく持ち帰ってきました。

さっとゆでてお醤油をちょっと
かけただけで
なんでこんなに美味しいのだ〜!!!
感動中。

2017年3月 5日

さんさんと

3月3日、南三陸町志津川に
「南三陸さんさん商店街」が本設オープンしました。
仮設の時は大雪の中でのオープンになり、
今度はどんな天気になるのかが地元のみなさんの中でも
話題になっていましたが...
強風の中!力強くオープン。

さんさん 大漁旗.jpg

真っ白の中でオープンした仮設から5年後。
子供たちが色とりどりの風船を放つシーンがニュースでも流れ
青空の中に吸い込まれていくカラフルな風船が印象的でした。

オープン直前にもさんさん商店街に何度か行きましたが、
みなさん不眠不休で準備していました。
それでも...正直...間に合うのかな...とちょっと不安でした!!
でもそこは、南三陸町の底力!すばらしいスタートです!

さんさん オクトパス!.jpg

ピンク味がかった南三陸杉の風合いがやさしい木造の
建物が青空に映える新しいさんさん商店街。

さんさん にぎわう!.jpg

仮設の時にもにぎわっていたフードコートが
今回も真ん中に置かれています。

さんさん ミモザ。.jpg


先週の番組では
株式会社マルセン食品代表取締役で
南三陸まちづくり未来の代表取締役を務める
三浦洋昭さんにお話を伺いました。

南三陸まちづくり未来の前身は商業施設の検討会でした。
その時から、地域の方に商店街に足を
運んでいただくためにはということを真剣に考えてきたのです。

さらに、商業施設として維持しながら、
交流人口の拡大に寄与できるためには
どんな施設がいいのかを検討し、今回のオープンへとこぎつけました。

全28店舗。仮設の商店街から卒業されて
別の地で新たにスタートするお店がある分、
さんさん商店街にも新たなお店が加わって
南三陸町全体でさらなるにぎわいも生まれていきます。

仮設商店街のオープンの際、
"3ヶ月くらいでお客さんが来なくなるのでは"と懸念されたと
三浦さんはおっしゃっていましたが、
実際には昨年末にクローズするまでの4年と10ヶ月、
地元の方々と訪れるみなさんに愛され続けてきました。

"震災前にやっていた業種をコピーしたのではいけない。
提供する商品やサービスを変化させなければいけないと
いうことを商店主のみなさんが学んでこられました。
新しい商店街になっても、その経験値を
生かして、お客さんに喜んでいただけるお店づくりを
されていくと思います"とおっしゃる三浦さん。

どうやったら喜んでもらえるか、ということが
根底にあって、それを考えるのは
苦労ではないという言葉に、ご商売をされる方の
根っからのサービス精神を感じました。

これから、商店街の敷地を利用していただいて
地域の行事や伝統も復活させていきたいと
熱く語ってくださった三浦さん。

なお、マルセン食品さんの店舗では
これまでの仮設の店舗では演出できなかったものも開発中!
テイクアウトのたこカツバーガーも、
わたしの大好きなたこ天(ビールにもご飯にも合います!)も
並んでいます!

さんさん モチーフ。.jpg

追伸:三浦社長の"エルヴィス"な美声は
   ラジコのタイムフリーでどうぞ!

【南三陸さんさん商店街のFBはこちら】
https://www.facebook.com/sansanminamisanriku/?fref=ts

志津川 BRTとみやこー.jpg

2017年3月14日

春を告げる

春を告げる。2017.jpg

南三陸町では春を告げる味、
キラキラ春つげ丼の提供がはじまっています。

さんさん商店街に新しくオープンした
「かいせんどころ梁(りょう)」さんで
遅めのお昼。

春野菜と旬の鮮魚が彩りよくのっています。
季節のキラキラ丼の中でも、よりお店によっての
個性が色濃いのが春つげ丼です。

南三陸町の春のごちそう。
ごちそうさまでした。

2017年3月22日

NEWS STAND SATAKE

satake mimosa.jpg

ミモザが飾ってある!
知里さんとしばしミモザ愛を語りながら...

今週の「みなさんぽ」は、さんさん商店街に
オープンした「NEWS STAND SATAKE」におじゃまして
佐藤知里さんにお話を伺いました。

"ここはどんなお店なのかな〜?"と入ってくるひとが
多い、新しいスタイルのお店。
"新聞の販売店であり、カフェスペースでは
新聞各紙を読みながら、コーヒーを飲んで
いただけるお店"がコンセプト。
それに加えて、本屋さんの部分とプレゼントにも
セレクトしたくなる素敵な
文房具を集めたコーナーもあります。

お店のルーツをたどると、はじまりは、
知里さんのひいおじいちゃんの
佐藤たけおさんがお米や塩の販売をはじめたことから。
だから、"SATAKE"さんなんですね!
その後、学校の教材・事務機器などの販売へと変化していき、
震災のあとには、新聞の販売所を引き継ぎました。
これまでのお店の歴史を凝縮したようなお店に
なっているんですね。

白い壁にところどころ模様がはいっていると思って聞いてみたら、
なんと、新聞紙をシュレッターで刻んで
紙吹雪のように散らしたのだそうです!
何たるおもしろいアイディア。
(ちなみに、いつの新聞か聞いたら、壁を塗る作業を
した日の朝刊だそうです。笑)

本屋さんの部分は新聞社で出版している本を主にセレクト。
これは、新聞に広告が載った際に気になったひとが
すぐに買えるようにという思いです。
また、本好きが嵩じて仲間と一緒に
町内に「かもしか文庫」をつくった知里さんによる
絵本のセレクトも、わくわくします。
今並んでいるのは「春に読みたい絵本」をテーマにした本たち。
新1年生におすすめ!と教えてくださった
「となりのせきのますだくん」も気になります。
今後の知里さんのセレクトも楽しみです〜!

インタビューの後半ではカフェのカウンターに立つ
マスターにもお話を伺いました。
お店お内装やインテリアは知里さんのアイディアに、大学で
建築を学んだマスターのアイディアと技術がプラスされています。
南三陸杉のカウンター部分、テーブルも手作り!
壁を塗る際の櫓だった木材を仕切りだったり
テーブルにリメイクしたというから驚きました。
木目の合わせ方もおもしろくて、ステキなんですよ。
今後、食事メニューも出して行けたら、というマスター。
今度行く時にはメニューがふえているかも!

ちなみに、カフェでは、知里さんの
84歳のおばあちゃんが語り部としてお客さんたちに
南三陸町のことを話しているそうです。今度は
おばあちゃんにも会いたいです。
"遠くからいらっしゃる方には、
ここから、南三陸や近隣のいいものを発信したい。
そして地元の方々の集いの場所になるような
空間にしていきたい"とおっしゃる知里さん。
イベントなども開催していきたいと考えているそうで、
この場所から生まれる交流が楽しみになりました。


【SATAKE BLEND】
香りもよくて、後味もすっきり上品で、ファンになりました。
さんさんブレンドも今度いただいてみよう♩
Satake blend.jpg

2017年3月29日

南三陸発!志津川小学校避難所

今年3月11日に発行された本、
「南三陸発!志津川小学校避難所」。

南三陸町の志津川小学校避難所は
震災当日から59日間に渡り、自主運営された避難所です。
避難されていた方が書き留めたノートと、その後の
インタビューを経て、記録の一冊ができあがりました。

3月11日から、「さよなら、避難所」の
タイトルが付けられている5月8日まで毎日の記録が記されています。

避難所の自治会メンバーとして力を発揮されていたのは
志津川地区の老舗の商店のだんなさんたちだったんですね。
ふだんから地域のみなさんにとって顔なじみのメンバーだったわけです。

そして、6年前の昨日3月28日のページを開いてみると
この日、志津川小学校の体育館では予定より16日遅れての
卒業式が行われました。
その前日に避難所となっていた体育館の大掃除を
したエピソードが紹介されています。
一日かかっての大掃除になる予定が、朝のうちには多くの町民の
みなさんがすでに荷物を整理したこともあり、
午前中には大掃除が終わったそうです。

「子供たちのために」「卒業式という晴れ舞台を準備する」この大事な
目標のために、避難されていた500人もの町民のみなさんが
見事なチームワークを発揮したエピソードがとても印象的でした。

体育館のステージには震災前に「おめでとう」の文字が
すでに用意されていたそうで、急遽避難所となってからも
この5文字は誰も外す事なく、そのままステージに飾られ
ついに卒業式を迎えることになったそうです。

混乱の中から自治会が結成され、
その後のさまざまな避難所での出来事を力を合わせて乗り越えて。
この一冊は志津川小学校に避難されていた方々から
未来へ送るメッセージとなっています。

「南三陸発!志津川小学校避難所」
明石書店から発行されています。

志津川小学校避難所.jpg

2017年4月13日

タコじゃないけどタコソフトクリーム

タコじゃないけどタコソフト.jpg
赤いところは、とびきりおいしいトマト。
タコじゃないけど、タコソフトクリーム。

2017年4月19日

ハマーレ!

いよいよ今度の日曜日にオープンする
「南三陸ハマーレ歌津」。

仮設の商店街にはJリーグチーム、サポーターから贈られた
フラッグがはためいていて、それも大事に引き継いでいくそう。
商店会会長の高橋さんが「この名前もチーム名みたいだね」と
嬉しそうにおっしゃっていた
"ハマーレ歌津"という名前ですが
去年の11月と12月、およそ2ヶ月にわたって名前を
募集しました。

早い段階から全国から応募が寄せられて
最終的には100点にのぼる応募があったそうです。
中には実際に歌津に来て、ひとや景色のすてきさに魅せられた!
その思いを名称に乗せて応募してくださった方も
いたようですね。

そして決まったのがこの、キャッチーな
「南三陸ハマーレ歌津」です。

ハマーレはカタカナ!
これ、いくつもの意味があるんですね。

まずは、仲間になるという意味の方言の「はまる」
それから、いくつもの「浜」が集まった場所であること、
さらに、海という意味のイタリア語である、
「マーレ」を掛け合わせました。

また、一度訪れてお店の人と仲良くなり、土地の魅力に
ハマってしまうことも表現しているそうです。

「ハマーレ!」とのばすのも、
商店街からの「仲間になっぺ」というメッセージを
発信していく、という思いをこめているそうです。

何度も口に出して言いたくなっちゃうような、
いい名前だなと思います。

商店街には、衣料品店、飲食店、水産加工品販売のお店など
合わせて8店舗が入ります。

たかはしさんとハマーレで.jpg

商店会会長の高橋さんとお会いするのは
この「南三陸ハマーレ歌津」の上棟式の餅まきの日以来で、
その日もバタバタされてましたし、この前もずっと駆け足で
行ったり来たりされていました。ほんと忙しい日に
高橋さん〜と私が声をかけて追い掛けているイメージなんですが
(すみません、ありがとうございます!)、
オープン当日まで高橋さんのマックスな忙しさも続いていくことでしょう。

ちなみに、オープン当日も、餅まきやるそうです!
南三陸町のお祝いごと、イベントにはかかせないですね。

さらには、餅つきもするそうですよ。
餅まきと餅つき、ダブルです!
にぎやかなオープンになりそうです。

2017年4月24日

出航!

minamisanriku hamare.jpg
ついに昨日、「南三陸ハマーレ歌津」がオープン。

いつもお世話になっている商店街の方々が
本当に笑顔で、嬉しくなります。
心からの「おめでとうございます!」を届けてきました。

hamare utatsu.jpg
南三陸杉でできた2棟に8店舗が入る「南三陸ハマーレ歌津」。
そのうち6店舗は伊里前福幸商店街でも営業をされてきたお店ですが、
2店舗は新規オープンとなりました。

そのうちのひとつ、「心結ぶカフェ むすびや」の
マスター・伊藤孝浩さんに先日お話を伺いました。

伊藤さんはネットショップの「南三陸deお買い物」の店長でもあります。
南三陸町の海産物・加工品・スイーツなど、25以上のお店、
100以上のアイテムを扱っています。

南三陸町の魅力を"自然の美しさはもちろん、
ひとのあたたかさと結びつき"と語る伊藤さんが新たに開くカフェは、
ネットショップで培ったネットワークを生かしながら、
カフェを通じたひととひととの結びつきを目指します。
伊藤さんの言葉からあふれてくる、"この町を面白くしたい"という思い。

もちろん、おいしいものがあるところに、ひとは集まるのですから、
メニューも気になります!
メニューはコーヒーをメインに、地元の野菜をつかった
野菜ジュース、パン、カレーやロコモコといったカフェご飯メニューも
並ぶ予定と伺っていて、さっそく行ってみたら...

poki don.jpg

南三陸町風のポキ丼!!
アボカド&マグロにタコが入っています。
ソースもおいしい、野菜もたっぷり。
食べている途中で「伊藤さん、とっても美味しいです!!」と
テーブル席からカウンターにむかって声をかけてしまいました。
言わずにいられませんでした!!

カフェという場所を通した「ひと」と「ひと」との結びつき。
カフェメニューを通した「ひと」と「南三陸の食材」との結びつき。
また、「南三陸deお買い物」の実店舗としての役割も果たしていくので
「ひと」と「南三陸町のアイテム」との結びつき。
カフェスペースをつかってイベントなど面白いことも生まれてきそう。

「こんなことやってみようかな」「こんなこと考えてるんだけど...」
マスターに夢を語ってもらうのも大歓迎だそうです。
とってもやさしい口調の伊藤さんですけど、内に秘めた思いは
めっちゃ熱い男に違いない!!
"これから始まっていくんだな、という気持ちで
夢を持ってやっていきたい"とおっしゃる伊藤さん。

「心結ぶカフェ むすびや」。
味わいある時間をごいっしょに。

2017年5月 3日

ver.ゴールデンウィーク!

今週のみなさんぽはゲストに
南三陸町の佐藤仁町長をお迎えして生放送でお届けしました。

KoboパークでのTOHOKU SMILEデーに参加されるのを前に、
Date fmのスタジオにお越しいただきました。
GWということで、南三陸町のお出かけ情報を
中心に伺いましたが、
ちょうど今日でオープンから2ヶ月を迎えた
南三陸さんさん商店街はオープンから1ヶ月でなんと
20万人もの方々が訪れました。

先月23日にオープンしたばかりの南三陸ハマーレ歌津も
連日のにぎわい。どちらもいいスタートを
切ることができました!と笑顔で振り返る町長。
"仮設の時に肩を寄り添いながらがんばってこられた
店主のみなさんには揺るがない結束力がある!"と
力を込めてお話くださいましたし、
"いまもお互い助け合いながらご商売なさっている"こと、
そして"その原点は福興市だね"というお話もしてくださいました。
はじめてのGWを迎えたふたつの商店街に
ぜひお出かけください!

そして、"潮風が美味しい"という表現をしてくださった
神割崎キャンプ場であさってまで行われている
「潮騒まつり」についてもお話くださいました!
今年のGWは後半もお天気に恵まれそうですね!
行楽シーズンは南三陸町へ!

■□■これからのイベント情報はこちら 南三陸町観光協会HP■□■

佐藤仁町長とGW生放送.jpg

2017年5月 8日

神割崎

kamiwarizaki nagame.jpg

リアス式の岩に囲まれた絶景が望める
神割崎キャンプ場。

GWのにぎわいの余韻が広い敷地内に
残っているような、月曜日です。
取材で会う方がみんな、
おもてなし側としてGWを終えてほっとしている顔を
されていて、おつかれ様の月曜日だな、と思いました。

絵本にでてくるような、3棟のロッジの並びが
好きでいつも写真を撮ってしまいます。

camp @kamiwarizaki1.jpg

2017年5月17日

みちのく潮風トレイル

顔に見える木発見!
顔にみえる木 かしのきおじさんっぽい.jpg
今週の「みなさんぽ」は
みちのく潮風トレイルの南三陸町ルート上にある
田束山で、南三陸海のビジターセンターの大渕香菜子さんと
待ち合わせをしました。
展望台のベンチにちょこんと座っている
かわいらしい女性がいると思って、声をかけてみたら
首からは双眼鏡とカメラをぶらさげ、長靴姿の
"調査スタイル"でした!
"山を歩く時は何がでてきてもいいようにこのスタイルです"
という大渕さん。
双眼鏡では鳥を見たり、木の葉をみて種類を判別したりしています。

大渕さんは「ぼたんちゃん」と呼ばれているのですが、
なぜかなぁ〜と思っていたらそれは
「ボタニスト(植物学者)」からきているんですね。
大渕さんと歩くと、何気なくみていた花が
ひとつひとつ際立って見えてくるような気がします。
名前の由来、香り、種の飛ばし方、仲間の植物まで...
でてくるでてくる!すごい引き出しです。

【猫の目草(ネコノメソウ)】
ちなみにこちらははじめてその存在と名前を知った、
ネコノメソウ。果実が出来ると2つに裂けて種が見え、
それが猫の細い瞳孔のように見えるのでその名が
つけられているそうです。
さらに、種の飛ばし方は『雨滴散布』。
種子を入れた皿に雨滴があたって、その勢いで種子は飛び散るのだそうです。

ぜひとも『雨滴散布』を覚えて帰ろう!と誓うディレクタ−とわたし。
植物 2017.jpg

世田谷生まれ世田谷育ちという大渕さんですが、
小学生の頃から植物が好きで、大学で植物や
森林生態学などを学びました。

震災後の植生を調査をする団体の調査員として
南三陸町に来たのが南三陸町との出逢いで、
その後何度も足を運んで調査を行い、
現在は海のビジターセンターの職員として活躍されています。

南三陸町の森林の魅力について
"海岸線から常緑樹林があって、
関東の山だと、上にいかないと見られない森林が、
海のすぐ近くの山で広がっていること。
コンパクトに植生の変化が見られるのが魅力だと思います"と
教えてくださいました。

「みちのく潮風トレイル」は
環境省が整備する青森県八戸市から福島県相馬市まで
全長700キロのコース。
南三陸町の区間は
海沿いも、里山、田束山も通るのが特長の、
多様なコースになっています。
体力に見合ったところを
切り取って楽しんでもOKです!

"この時期は日ごとに花がかわっていってしまうくらい
駆け足なので、毎日歩いていても全く飽きませんね"と語る
大渕さんのお話をきいているとなんだか植物の気持ちまで
聞こえてきそうな気がしてきます。

今の時期は新緑とオレンジ色のヤマツツジが綺麗ですよ!

一方で山歩きの際には
①登山道は道をはずれないで歩くこと
 (踏まれると植物がいたんでしまう、土の構造がかわってしまう
  靴裏から外来種の種子が入ったりもするそうです)
②ゴミは持ち帰ること
 (悲しい気持ちになります!当然のルールですね!)
③クマ鈴を付けたり、ラジオをかけて入る
 できればクマスプレーを持参してください
 (クマも会いたくはありません!)

放送でご案内したウォーキングイベントは
大好評につき、受付修了しています。
海のビジターセンターでは南三陸町ルートについての
情報提供も行っていますのでぜひお立寄ください。
"ぼたんちゃん"こと、大渕さんはじめ、
スタッフのみなさん、本当に素敵な方々なんですよ!

■□■南三陸 海のビジターセンターのHPはこちら■□■

2017年5月23日

田束山

田束山。.jpg
ツツジの満開は過ぎたものの、
緑とのコントラストが鮮やかな田束山。
取材の合間にびゅんと登ってみました。
山頂からリアスの海岸線と山並みを望めば
時間を忘れてしまいます。
田束山山頂付近。.jpg
気温があがって、ツツジも水が欲しそう。
平日の散歩道も大にぎわいでした。

2017年5月29日

ホヤが好き

ほや!!!2017.jpg

2017年6月13日

SUP!!

sup!!.jpg

2017年6月21日

めぐりんねぎ

南三陸町で作られている甘みの強い
美味し〜いネギ、「めぐりんねぎ」。

農家の阿部勝善さんが丹精こめて作ったねぎ。
"食べてみて〜"と頂戴したのは
レンジでチンしてだし醤油をかけただけ...という
超簡単料理なのに絶品であります!

ねぎ。ねぎ。ねぎ。.jpg

この「めぐりんねぎ」は液肥を用いて作られています。
その液肥は「南三陸BIO(ビオ)」でできたもの。

リサイクル施設『南三陸BIO』は、南三陸町内で排出される生ごみを
メタン発酵技術によって、電気や熱エネルギー、
液体肥料として100%資源化する施設。

電気や熱といったエネルギー供給源としても利用でき、
南三陸町が掲げる「災害に強いまちづくり」
の中核を担っています。

そしてバイオガス生成過程から出る
副産物の液体肥料が地域の田畑に散布されることで、
町の有機系廃棄物はエネルギー・資源として地域内で循環し、
地産地消が加速していきます。


以前の南三陸町では生ゴミを燃えるゴミとして近隣の市で
焼却していました。
その焼却灰も近隣の町で埋め立てていました。

生ゴミを資源に替えて、
町内で循環させることができるのが「南三陸BIO」のしくみです。

生ゴミは南三陸町内の一般の家庭や宿泊施設・レストランなどから
集められてきているので、まさにひとりひとりの参加によって
なりたつ、
資源循環型社会の先進事例としてスタートしました。

2015年10月の開設からおよそ1年で
1000人もの見学者が訪れるなど、高い注目を集めています。

阿部さんがつくったネギは
さんさん商店街のさんさんマルシェで購入できます。
地元の方も観光客の方も多く訪れる場所です。
おいしくいただくことでこの循環のしくみに
加わることもできるんですね。

阿部さんのつくったネギ、本当においしかったので、
買ってきて焼きネギにしました。

焼きネギにすると中がとろっとしてもともとの甘みが
さらに増します!!!

これまであまりやったことはないけれど、
たとえば夏にバーベキューをやるとき
ネギが野菜の主役に踊りでてしまう予感がしています。

2017年6月22日

しお彩

今週の「みなさんぽ」はさんさん商店街の
『食楽 しお彩』におじゃまして
親方の後藤一美さんにお話を伺いました。

カウンターと、ロールカーテンで仕切ることができる
テーブル席、そして和室の個室あわせて
30席のお店。お店のつくりからも
ゆったりさせてもらえる空間ということがわかります。

オープンからもうすぐ4ヶ月。
待ちわびた 、たくさんの方が「しお彩」を訪れています。

入り口からすぐの所には
色紙と額縁が貼ってあるのですが、どちらも
震災以前に常連のお客さんから贈られた言葉で、
後藤さんが大事にしてきた言葉です。
額縁のほうは実は写真を引き延ばしたもので
もともとはお店の奥座敷に飾っていたものでした。
震災から1年経った頃、「仙台のしょうじさん」と
いう方が届けてくれたのだそうです。

そのしょうじさんは、かつて家族でしお彩を訪れ、
親方のお料理を味わったあと、
額縁にかざってある言葉に共感して、その額縁の前で
家族写真を撮ったのだとか。
震災でお店が流されたことを知り、家族写真に
写っていた額縁の言葉を引き延ばして、
額装して、親方の仮設住宅に届けてくれたのだそうです。

"また店をオープンさせる時にはお店に
必ず飾ります"と約束した親方。その約束通り、
『四季の味 笑顔 笑顔のかけ橋に』という言葉が
出迎えてくれるのです。
実は、つい3週間前に、
しょうじさんご家族が新しいお店にいらしたそうです。
5年ぶり...涙の再会だったと親方が教えてくださいました。

震災後、親方は、仮設商店街には入らず
お惣菜の移動販売で地元のみなさんにおいしいものを
提供することを選択しました。

それまでの得意分野のお料理はいったん封印して、
買い物をする場所がない、仮設住宅の限られた台所で
揚げ物も難しいということに思いを馳せ、
毎日料理をするお母さんたちをサポートするような
ふだんのおかずを提供しつづけてこられたのですね。

"今できることは何か"と考えた結果、とおっしゃって
いましたが、キッチンカーでの
寒さ暑さを考えるだけでも
並大抵のことではなかったと思います。

"いろんなひとの想いが詰まって、そして励ましもあって
第二、第三のスタートに立てた"とおっしゃる親方。

新しいお店のオープンとともに登場した
『たこつぼラーメン』と、『つぼつぼセット
(たこつぼラーメン&たこ飯)』は新たな看板メニューになっています。
たこつぼに見立てた器でだされるラーメンの上に
たこが乗っているのがまずびっくり!
たこのつみれ付き!
塩味のさっぱりしたスープに細麺がおいしい!
たこ飯は"なんで、こんなに、おいしいんですか?"と
インタビュアーとしてはない質問(笑)をしてしまうほど、
我が人生で一番おいしいたこ飯でした〜〜!!
つぼつぼセットの評判も上々。連日完売です。

つぼつぼセット。.jpg


もちろん、親方の絶品海鮮丼も、
この時期はキラキラウニ丼も味わいたい!

『食を通して南三陸町に貢献していきたい。
あそこにいけばおいしい料理がある!と
思っていただけるような場所、
商店街を代表できる旗頭になれるように
がんばっていきたい!』と夢をお話くださいました。

親方とお話をしていると、ひとを大事にする想いが、
丁寧でおいしいお料理にそのままのっているんだな、
と強く感じました。

親方のリクエスト曲はBENIさんの"Darlin"。
大好きな曲で親方の携帯の着信音にもしているそうで、
きっと今日も予約の電話とともに鳴っているんでしょうね!

■□■南三陸にうまいものあり 食楽しお彩さんのFaceBookはこちら■□■

2017年6月28日

夏の扉

今週の「みなさんぽ」は夏の扉を開ける体験!!

南三陸海のビジターセンターで
人気の海のアクティビティに挑戦しました。

お話を伺ったのは
センター長のMr.ピースこと、平井和也さん。
去年11月にオープンした『南三陸 海のビジターセンター』は
三陸復興国立公園や周辺の情報を発信して、
自然と触れ合うさまざまな機会を提供しています。

オープン以来、これまで3000人もの方がすでに
訪れているそうですが、オープン以来はじめての夏を迎えます。
"ここは自然を知ってもらう、自然に親しみながら、
自然を大事にする気持ちを育む場所"とおっしゃる平井さん。

私が体験したスタンドアップパドルボード(SUP)は
ボードの上に立ってバランスを取りながら
パドルで水を漕ぐウォーターアクティビティーです。
"サーフィンとかしたことないしなぁ..."という不安も
ありながらも、好奇心が勝ちました。
水着の上にウエットスーツを着て、さらに
フローティングベストを着けたら、
海のビジターセンターの目の前、坂本海岸から出発!

最初はなかなか立ち上がることができず、
広い海の上で一寸法師にでもなったような気分でしたが
ゆらゆら揺られながら"おっ!今なら立てそう"という
瞬間に立ってみると、意外にも安定しています。
海のビジターセンターでは初心者用のボードを用意して
いるので、想像よりもボードは大きかったですし、
大きい分、浮力があって安定するのだそうです。

立てると、平井さんも、当日指導してくださった
スタッフの上田さんも"いいねー!その調子!
すいすい行ってるねー!"と素敵なタイミングで
声をかけて下さり、初心者の気分もノリノリ!!

ちなみに今回、体験させていただいた
みなさんぽスタッフの運動経験は三者三様。
サーファーのディレクタ−、
アウトドア男子、
そしてバレー部ベンチの私。
それぞれがそれぞれのレベルで楽しめました。

うまくなってくると、行きたいところに行けるようになり、
曲がったりするのも自在になります。
さらに上級になると、波に乗れるようになるのだとか。
水の透明度が高く、足元にゆらめく海藻を見たり、
海側から景色を望める醍醐味もありました。
潮風を感じながら、漂っているだけでも気持ちいいものですね。

体験後、パドルからマイクに持ち替えた手は
プルプルと震えていましたが
全身に気持ちのいい充実感がありました!

この夏、7月8日(土)のSUP体験をはじめ、
磯の生き物観察会や三陸のウミガメの話を聞く会など
さまざまなプログラムがあります。
(プログラムは事前の申し込みが必要です)
夏休みはぜひ海のビジターセンターへ!

■□■海のビジターセンターのHPはこちら■□■

【夏の扉】
さんさん商店街の阿部茶舗さんで。
さすがお茶屋さんの"氷宇治金時"。
今年初かき氷で夏の扉、開いたきもちです!
氷宇治金時。阿部茶舗さんの.jpg

2017年7月 5日

マイふりかけ

南三陸町戸倉の美しい浜、
小藤浜にある作業場におじゃましました。

こふじはま。.jpg

今週の『みなさんぽ』は
通信販売 南三陸・海産物の宅配便
『たみこの海パック』代表の阿部民子さんに
お話を伺いました。

商品パッケージでおなじみの民子さんの
イラストは息子さんが描かれたのだそうです。
初めて会った気がしないのはイラストが
そっくりだからですね!

震災の前は養殖業をされていた民子さんですが、
震災後、違う形で海に携わる方法を考えていて、
2012年、南三陸町のおいしい海産物を全国に届ける
通信販売『たみこの海パック』をはじめました。
さまざまなセット商品を販売して、
全国各地、関東地方を中心に全国各地から
注文が舞い込みます。
作業場にはお客さんからのメッセージも
貼ってありました。

また、わたしがおじゃました作業場では
海藻商品の袋詰め作業も行われていて、
雇用を生みだしています。
スタッフのみなさんのチームワークは抜群、
"和気あいあいと"お仕事なさっているんですね。

そして『たみこの体験シリーズ』から
私が今回体験したのが『オリジナルふりかけ作り』。

塩蔵ワカメをベースに
『たみこの海パック』で取り扱っている
海産物をブレンドしていきます。
海藻の種類はのり、ふのり、とろろ昆布、
干海老、ふのり、めかぶなど!
全部で50グラムにするように、思い思いに
ブレンドするのが楽しいところ。

白ごまと『たみこの秘密のタレ』を混ぜたら
袋ごとシェイクして瓶詰め。
オリジナルラベルを作成して、
シールを貼ったらできあがりです。

袋に残ったふりかけの中に、ご飯をいれて
小さいおにぎりにして試食したのですが、
とってもとっても美味しい!
スタッフと味見し合いましたが、
本当にひとつとして同じ味にならないんですね。
海藻のふりかけ自体珍しいですし、
体にいいものばっかり!
無添加無着色のオリジナルふりかけです。
夏休みの体験にも楽しいと思います。

"子どもたちの海藻離れをなくすためにも
海藻にも興味をもってほしいし、
たくさん食べてほしいですね"
とおっしゃる民子さん。

オリジナルふりかけ体験の際には『紙芝居』をつかって
海藻のお話、南三陸町における養殖の歴史などもお話
してくださいます。

"今後はオリジナルの加工品を出してみたいですね"と
夢も教えてくださいました。

民子さんのご主人が教えてくれる
養殖体験のプログラムもあります。
夏休みの体験にもおすすめですね!

■□■たみこの海パック■□■
体験メニューから「ふりかけ作り」や「養殖体験」の
詳細をご覧いただけます!

たみこさんのシール。.jpg

2017年7月12日

サンオーレそではま

今週の『みなさんぽ』は、
今度の土曜日に7年ぶりにオープンする
『サンオーレそではま海水浴場』でお話を伺いました。

砂が入り、遊歩道のタイルが整備され、
あずまやや真新しいシャワー設備も整いました!
かつて年間5万人もの方が訪れた県内屈指の
海水浴場に、青い海と白い砂浜のコントラストが
戻ってきたんです。

お話を伺ったのは南三陸町商工観光課 
観光振興係長の宮川舞さん。
"遠浅で波がおだやかなこともあり、震災前から
家族連れの方が多かった海水浴場に
また子どもたちの笑い声が響く、その景色が
戻ってくるのが嬉しいですね"とお話くださいました。

砂浜の全長が300メートルあることから
(3)さん・(0)おー・(0)れ、そではま。

この場所は震災の津波で砂が持っていかれた
だけでなく、地盤沈下したことから、
大量の砂が必要でした。大型トラックで
実に6000台分という膨大な量の砂が運ばれて
きたのだそうです。

それだけでなく、海中のがれきの撤去や清掃にも
大変な時間が費やされ、
"工事関係者の方々には大変なご苦労があった"と
宮川さんがお話してくださいました。

臨海公園も震災前の状態に復元され、
町民の方々にとっても親しみのある景色が戻ります。
タイル部分のデザインを見てみると『円』を描いている
ところがあるのですが、人の輪がここから広がっていく、
そんな思いがこめられたシンボリックな場所なんですね。

『みなさんぽ』の取材中に出逢った民宿の方々も
サンオーレ袖浜のオープンをこころまちにされているのを
感じていましたが、
南三陸における民宿はもともと
海水浴に来たお客さんが近くの民家の縁側で休んだり、
泊まって行くようになったことがはじまりなんですって。
おもてなしがあったかい南三陸らしいエピソードだなぁと
思いました。

"このすばらしいロケーションは
必ずファンになっていただけると
思いますのでぜひお越しください"と
笑顔でPRしてくださった宮川さんです。

袖浜びーーーーーち!.jpg

7月15日(土)には安全祈願祭が行われ
隣接する公園に南三陸ならではの
遊具がお目見えするそうです。
そして翌日16日(日)にはオープン記念に
水風船大会が開かれます!

今年の夏休みは安全に楽しい思い出を
サンオーレそではまで!

【サンオーレそではま海水浴場】
OPEN期間:7月15日(土)〜8月20日(日)
      午前9時30分〜午後4時
      (悪天候の場合遊泳禁止の可能性有)
      
※7月15日は安全祈願祭実施のため10時30分開場です
南三陸海岸ICより車でおよそ5分
駐車場もあります

2017年7月19日

ホヤトーーーク

甘味・塩味・苦味・酸味・そして旨味。
この5つの味が味わえる稀な食材、ホヤ。

"初めて食べる"というひとには、はやる
気持ちをぐっとこらえて、控えめにすすめてみます。

"たしかに〜、好き嫌いは分かれる味ではあるんだよね、
でも、新鮮なものは本当においしいから
無理しなくていいし、食べられなそうだったら
わたしがいただくから、注文してみようか?"

そのうえで
"ホヤ、おいしいね!"と言われたときには!!
でしょう〜!!!出逢ってよかったね!!これで
人生の楽しみが増えたね!!とばかりに、
ホヤを褒められるとむしょうに嬉しくなってしまう。
これぞ、ホヤファンあるあるです。

最初に、どんなホヤに出逢うか、も重要だと
思っています。

ホヤ好きの、ホヤ好きによる、ホヤ好きのための
今週の『みなさんぽ』笑。

今週は志津川の南三陸町地方卸売り市場の目の前にある
"魚市場キッチン"におじゃまして、
『南三陸おふくろの味研究会』中村悦子さんに
お話を伺いました。

『南三陸おふくろの味研究会』では
この"魚市場キッチン"で
地元のお母さんたちを中心にした7名のメンバーが
南三陸町でとれた魚介類を丁寧に加工し、
缶詰作りを行っています。

最初の商品は2016年4月に発売された
タコと牡蠣のしょうゆ糀煮とアヒージョ。
どちらも、身がゴロっと入っている
ごちそう缶詰で、最初に食べた時
そのおいしさにびっくりしました。

それに続く商品として『ホヤ』の缶詰
シリーズが続々販売されています!

ホヤの缶詰せいぞろい.jpg

ちなみに、中村さんは
神奈川から2年前の七夕に南三陸町に移住されたのですが、
(その美貌と共に、"織り姫ですね!"と
思わず言っちゃいました)
ホヤを食べたのは、ボランティアで南三陸町を
訪れた時がはじめて。

漁師さんが船の上でさばいてくれたホヤを初めて
食べて、"わ!美味しい!"と思ったのだそうです。
一方で、漁師さんが
"輸出できなくなってしまって、どうしようかな"と
話をされているのを覚えていて、移住後、
どうにかホヤを国内で流通させたいと、
缶詰作りに着手していったそうです。

ホヤを缶詰するにあたって、やはり大変なのは
ひとつひとつ手でむくこと。
メンバーのお母さんたちの丁寧な仕事があってこその味です。
タコや牡蠣同様、身が大きい!
"ホヤの水煮"とともに新発売された
"ホヤのトマトソース煮"。

私も気になっていましたが、
これはちょうど去年の今頃、トマトソース煮を試しに作って
みたところ美味しかったので、
"来年に合わせて商品化を"、と一年寝かせた
アイディアなのだそうです。

ホヤセット。。。.jpg

そのままでもおいしくいただけますが、
細切りにしてパスタに絡めるのもオススメ!
とにかくこの缶詰シリーズはスープまで
魚介の旨味がとけだしているので
料理にするときはぜひスープも残さずに
つかってください♩

南三陸町内のお土産やさんはもちろん、
東京の宮城県のアンテナショップでも人気です。
"今は缶詰工場だけですが、今後はこの
魚市場キッチンの中に
ショップやカフェを併設して
地元の女性が働けるような場所になるといいなと
思います"とこれからの夢もお話くださいました。

『みなさんぽ』今月のプレゼントは
『ホヤのアヒージョ』『ホヤのしょうゆ糀煮』
『ホヤの水煮』『ホヤのトマトソース煮』をセットで
4名の方に。ご応募もお待ちしています!

【南三陸おふくろの味研究会 缶詰各種取り扱い店(県内)】
■南三陸さんさん商店街
■ハマーレ歌津
■秋保ワイナリー
■塩竃水産物仲卸市場

【白ツブ貝も...】
明神崎荘の佐々木さんが焼いてくださった
白ツブ貝。アワビみたいな食感と味わい...感動レベル。
白つぶ貝。。。.jpg

2017年7月26日

月と昴

月と昴のカレー。美味なり!.jpg

2017年8月 7日

ランチさんぽ

ランチさんぽ がぱおらいす.jpg

思いつきではじまった
ランチさんぽシリーズ。

南三陸町で暮らすひと、働くひとの
ランチに着いて行っています。
タイトルも(仮)がとれて正式に。

学生時代は旅人だった浅野さんのランチに
着いて行った先は歌津のai-maki。
私もファンです!!

ガパオ(バジル)の葉が大きくて
香りが抜群です。
スパイスの完全なる調和。
ai-makiにいくと、しばらくはタイ料理から
離れられなくなってしまいます。

aimaki 看板。.jpg

2017年8月16日

及善さんのかまぼこ

蒲鉾工場見学2.jpg

今週の「みなさんぽ」は
南三陸町の老舗蒲鉾店『及善商店』の
専務取締役・及川善弥さんにお話を伺いました。

6月には南三陸町入谷の地に
新しい工場が完成して、6年ぶりに地元に戻っての
蒲鉾作りが始まりました。
"ここに戻ってきてやれることに感謝。
ようやくこれからだなという思いです"とおっしゃる
善弥さん。

新工場には、見学通路が設けられ、
予約をすればガラス越しに蒲鉾作りの様子を
見学することができます。

見学が進むと、工場側からパタッと小窓が開いて
中からできたてほやほやの蒲鉾が。
あつあつをその場で試食させていただけるんですよ。

【おぉぉ〜っ 歓声の瞬間】
蒲鉾工場見学1.jpg
思わずテンションがあがっちゃいました。

及善商店さんの歴史は創業から137年。
永きにわたって蒲鉾作りをされていますが、
蒲鉾の歴史は902年あるのだそうで、
"老舗といわれるけれど、蒲鉾の歴史を見れば
まだまだ若造です。
かまぼこ1000年につながるような
おいしい、面白い蒲鉾をこれからも作るため、
従業員と地域の方々と、同業者・異業種の方とも
わくわくした気持ちで挑戦していきたい"と
おっしゃっていました。

そんな及善さんの歴史の中で
去年生まれた絶品蒲鉾が、『炙り笹』。

"南三陸に戻って南三陸らしい蒲鉾を、と思ったときに
練りこむだけじゃなくて、素材そのものを
蒲鉾の上に乗せてみよう"と考案されたのだとか。
あぶったタコやホタテ、ホヤと魚肉との相性が
抜群のごちそうかまぼこです。

南三陸にちなんで、3種類つくりたいと
思って最後にできたのがホヤなのだとか。
"最初は遊び心でつくってみたら、おいしくできた"と
いう言葉に、
よくぞ!!と拍手を送りたい気持ちです。
本当に一度食べていただきたい!

素材のおいしさが濃く感じられるうえに、
上にのった魚介と、ぷりっとしたかまぼこの食感との
違いも美味しいのです...!!

"これからも南三陸ならではの
蒲鉾作りに挑戦していきたい"とおっしゃる善弥さん。

以前、善祐社長にお話を伺ったときの三ヶ条
"丁寧に作り上げる・素材を選ぶ・
 心をこめて作る"にプラスするとしたら?という
質問をしてみたのですが、
"それを、どう地域のひとに愛してもらえるかだと
思いますので、
そのためにも新しくできた工場を見学していただき、
焼きたての蒲鉾を食べていただきたいですね"と
結んでくださいました。

工場見学では専務自ら
案内してくださることもありますよー!

【工場見学について】
時間:午前9時〜11時
お電話で予約が必要です。
電話番号 0226-46-2048

2017年8月21日

うつくしいもり。.jpg

2017年8月30日

ホヤアイス&めかぶアイス

神割崎キャンプ場の中にある、『レストラン神割』。
この夏、"ご当地アイス"が誕生したんです!!

ホヤアイス、最初はかなり疑っていましたけれども、
ホヤファンの佐藤さんが
ホヤファンの私におすすめしてくれる味。

一方で、生のホヤは得意ではない、という台湾からのインターン生、
いずみくんとテイちゃんが、アイスクリーム好きの立場から
おすすめしてくれましたが...それが納得の味でした!

ホヤも感じられつつ、アイスクリームとしてのマッチングも
よく計算されたアイスだと思います。岩塩でいただくなんて
また新食感でした。

ちなみに、このホヤアイスと同時に誕生したアイスがもうひとつあって、
それが"めかぶアイス"。
こちらはメロンシャーベットのような見た目なんですが、
香りからほんのりめかぶ。
しかも、もっちりした食感なんです。

で、スプーンでかきまぜてみるとねばりがでて、
のびます。トルコアイスのようにかなーり、のびます。
めかぶアイスにはめかぶパウダーをトッピングすることもできて、
めかぶアイスも完食しちゃいました。

めかぶアイス&ホヤアイス.jpg

ホヤアイスもめかぶアイスも
今年の始めに構想ができて、その後、材料の分量など、
試行錯誤があってたどり着いたのだそうです!
誰かと一緒にわいわい言いながらたべてみたい、
そんな新しい味だと思います!

明日で、8月が終わって秋のシーズンに突入しますけど、
アイスがおいしいのは夏だけじゃない!
デザートとして一年中おいしいですし、
あったかい料理であったまった後に食べるアイスも
また美味なり。

コクのあるアイスは秋冬にもきっと美味しいと思います!

2017年9月 4日

キラキラ秋旨丼

もともとの店舗があった場所に
7月28日に新店舗がオープンした
南三陸町志津川の『季節料理 志のや』さん。
仮設の店舗に比べて面積が3倍になったこと、
新メニュー展開など、とにかく慣れるまで大変だったと
2ヶ月を振り返る親方。
でも、"待ってました"!という地元のお客さんはもちろん、
新店舗を目指してきた遠方からのお客さんに
会えるのが本当に嬉しいと語ってくださいました。

カウンターとテーブルと掘りごたつの和室と
66席を擁するお店になりましたが、中でも
親方のこだわりがつまっているのが
個室になる和室。

"仮設でお客さんに窮屈な思いをさせた分も、
家族や友人とゆっくりしてもらいたい"という
親方の思いがその心地いい空間に込められていました。

新メニューであり、2つの丼が楽しめる
『てんでんこ丼』は早くも人気メニューに。
もちろん、『キラキラ秋旨丼』も始まっています。
旬の戻り鰹と、夏の名残の蒸しウニがのって
夏と秋をつなぐような一杯に。
めかぶやとろろをのせて、"体調を崩しやすい
季節の変わり目も元気にすごせるように"という
親方の思いやりものった丼でした。

20170904秋旨丼.jpg

走りながらアイディアを繰り出す親方と話していると、
いつも前を見る、ということをとても感じます。

"前"向きなパワーはもちろん、
目の"前"のお客さんを大事にするということ、
そして、これから"前"に続いていく未来を
見据えていらっしゃるということ。

自分の生活に置き換えても大事なことを
親方のお話から感じています。
おいしいものをいただいて素直になった心に
とっても沁みますー!!

2017年9月 6日

新庁舎

南三陸町役場の木材。.jpg

モアイ像のサイン。.jpg

2017年9月14日

まわってます

先日おじゃました
南三陸町志津川の「さかなのみうら」さん。

夕方には地元のおかあさんでいっぱいのお店。
お魚のお惣菜も充実しているんですよ。

お店の方がさりげなく教えてくれるオススメの食べ方であるとか、
お客さん同士の"このお惣菜おいしいよ!"とか...
自然に会話がはずんでいるのを見ます。

そんな地元に根ざした光景を見ながら、先日番組に
いただいたメッセージの疑問について、聴いてみようと思いました。

そのメッセージは、
『学生の頃夏休みに泊まりにいっていた親友の実家が
 南三陸町志津川にあり、お隣のお魚やさんでは
 外に二層式の洗濯機がおいてあって、蛸用だと教えてもらった』と
いうお話。

にわかには信じられなかったのですが、
三浦社長に伺ったところ、「あるよ。それうちだね」と。

その言葉に導かれて
お店に隣接する作業スペースを見せていただいたんですが、
たしかに、2層式の洗濯機が作業場にありまして、
たしかに蛸、ぐるぐる洗われてました!

さかなのみうらさんのたこ。.jpg


ゆでる前の作業として、丹念に洗うんですが、
まず内臓をとって、塩をふって、2、30分おいてから
洗濯機にいれ、もみ洗いで15分。そのあと水を流しながら15分。

そうすると、ぬめりがとれて、つるつるになった
蛸の頭の部分のできあがり。
足の部分も同じようにあらうそうで、これが
ゆでる前の大事な作業なんだそうです。

その昔は桶に竹を組んで、その竹を動かすことで
蛸を洗うのが子どもの頃のお手伝いだったとも
三浦社長が教えて下さいました。

知らないこと、まだまだありますね!
びっくりした〜!

2017年10月14日

UTAKKO BURUME2017

今年2年目の開催を迎えるUTAKKO BURUME(うたっこぶるめ)。
実行委員会のメンバーの中には高校生の
メンバーも活躍していて、より手作りの、より
南三陸町らしさがある一日になりそうです。

utakko burume 2017 dm.jpg

当日は午前10時からオープニングセレモニーがあり
(その前にオープニングアクトとして謎の?!気になる?!
DJアイランドが登場)、
東北を拠点に活動するバンドが次々に出演。

そしてカラーボトルから竹森マサユキさんが
ソロでステージに。さらに、去年は前川真悟さんが
スペシャルゲストとして飛び入りで参加してくれましたが、
今年は『かりゆし58』が出演!!!!!

さらに、南三陸ならではのグルメや
この日のために開発されたメニューも並びます。

また、楽しいワークショップもありますよ!

実行委員のみなさんは今日もラストスパートで
めちゃくちゃ走っていることでしょう!
わたしも、進行役で一緒に汗をかきたいと思っています。

作るひと、出演するひと、応援するひと、
関わっている方、みなさんの愛しか感じないイベントです。


さんさん商店街からも歩いて10分くらいのところにある
旧仮設魚市場。行ったりきたりしながら一日楽しむのも
いいと思います。

入場フリー。ぜひ遊びにいらしてください!

2017年9月27日

ねぶくろシネマ

今度の土曜日、さんさん商店街が
一日限りの野外映画館になります。

今週の『みなさんぽ』は
南三陸シネマくらぶ実行委員会
実行委員長の阿部将己さんにお話を
伺いました。

今年の6月に立ち上がった、20代・30代の
メンバー6人で構成される実行委員会。

今年1月にUターンされて
家業の土木建築業に従事されている阿部さん。
上映会をやろうというのは
"甥っ子姪っ子たちのために
イベントが出来ないかな"、と思っていたとき
NEBUKURO CINEMAの存在を知ったそうです。

"これなら、甥っ子姪っ子たちも、町の子どもたちにも
楽しんでもらえるんじゃないか"と思ったという阿部さん。

NEBUKURO CINEMAのはじまりは
東京・調布市のお父さんたちが
子どもたちのために、と始めた野外映画上映会です。
これまで主に関東で開催されていて
今回、初の東北開催となります。

気になる上映作品については、
実行委員会メンバーで議論がなされたそうですが、
男性メンバーオンリーなので、ロマンチック映画は皆無
だったのだとか(笑)。
SF、ホラー、オカルト作品など(!!)
100作品くらいあがった中で、厳選。

子どもが楽しめるもの、
そして子どもと一緒に大人も楽しめるということで
決まった上映作品は『スクール・オブ・ロック』。
主人公は、ロックを愛する熱い男、デューイ。
バイト気分で名門小学校の代用教員になった彼は
"授業"と偽って子どもたちとロックバンドを結成し、
バンドバトルへの出場を目指す...というストーリーです。

上映会当日は、南三陸ダンススクールのキッズによる
ダンスショーと志津川中学校・高校による合同演奏会も
行われることで、音楽つながり、ということでも
選ばれました。

オススメの見方は"レジャーシートを敷いて、
寝袋や毛布にくるまってゴロゴロしながら...
あたたかい飲み物と一緒に見ていただきたいですね"
(阿部さん)

ちなみに、阿部さんの甥っ子さん姪っ子さんは
"ポップコーンにも関心を寄せている(笑)"のだとか。

チラシ持参でお子さんたち先着100名にポップコーンの
プレゼントもありますよ!

当日、星空のもとでの開催となりますように!

【NEBUKURO CINEMA(ねぶくろシネマ) in南三陸】
■日時 9月30日(土)
    16時30分〜ダンスショー・演奏会開始
    18時〜映画上映開始

■場所 南三陸さんさん商店街
   (ミニストップ・山清側特設会場)

   ※雨天時は志津川仮設魚市場特設会場

■入場無料です

【HPはこちら】
■□■ねぶくろシネマin 南三陸■□■

2017年10月 4日

花見山ランド

絵はがきのような、景色です。
少し前の南三陸町入谷の風景。

入谷の風景.jpg
今週の『みなさんぽ』は
秋風を感じながら、外でのインタビュー。

南三陸町入谷にすてきな遊び場が
誕生した『花見山ランド』に
おじゃましました。

花見山ランド。.jpg

耕作放棄地で、荒れ地となっていた場所に、
ビオトープを作り、地元の子どもたちや
生き物が集まる場所に、と作られました。
黄金色の田んぼと葉物野菜のハウスの間に
あるその場所は460坪ほどのスペース。
点々と島が浮かんでいて、
島と島をつなぐ丸太の架け橋があります。

お話を伺ったのは、グラフィックデザインや
空間演出を手がけるアーティスト、YORIKOさん。
北は青森、南は香川でも作品を制作して、発表しています。
日本全国がアトリエなんですね。
"おかえりといってくれる場所が増えることが
しあわせ"というYORIKOさん。

そんなYORIKOさんが
はじめて花見山ランドの場所を見た時は、
"静かで美しくてとにかく感動!"したそうです。

今回、YORIKOさんが描いた花見山ランドの
スケッチをもとに、地元の方々と協力して
作り上げました。

"スケッチがそのまま現実になって感動!"と
おっしゃるその空間は、とっても素敵。

島には名前がつけられていて、
『ぼうけん島』、『おひるね島』
『おにぎり島』、『おやつ島』『さんぽ島』
さらに、『おはよう広場』を進むと
奥には『ゆうやけステージ』もあります。
夕焼けステージ.jpg

島々をわたって行く間には
花見山ランドに生息する
いろんな生き物にも出逢える、そんな場所になりました。
子ども達やYORIKOさんが"描いた"動物、
ときどき"不思議な"生き物にも出逢えるんですよ。

今回で、完成を見たということになりますが、
これから子ども達が遊びにくるなかで、
新たなアイディアが追加されていくかもしれません。

実際ゆうやけステージでイベントをやったり、
この場所で、運動会をやったりしようよ、という声も
あがっているのだとか。

YORIKOさんは東京に戻られるそうですが、
また花見山ランドで待ち合わせをしたいと思います。

2017年10月 2日

りんご

りんご みなさんぽ .jpg

りんご みなさんぽ お皿にのってます.jpg

2017年10月15日

南三陸町の志津川旧仮設魚市場で
行われた音楽イベント
『UTAKKO BURUME(うたっこぶるめ)』。

このUTAKKO BURUME、はじまりは去年の秋で、
今年は2回目の開催。
タイトルは、地元の言葉で
『歌を振る舞う晴れ舞台』を意味しています。

utakkoburume stage utakko.jpg

当日は、南三陸町ならではのグルメ屋台も
海沿いにずらーっと並びましたし、
南三陸町で話題のスポットからの
ワークショップのブースも登場して、
にぎやかな一日になりました。

会場内の装飾も手作りだったんですが、
ほーんと、素敵。

burume stage .jpg

UTAKKO ステージのほうは、
南三陸町の森・里・海を表したきりこによる
メインビジュアルが大きくプリントされ、かかげられました。

『山から流れる川が、海に注がれて、
その川をサケがのぼる。』という風景が表現されたきりこです。
これを見ると、1年めぐってきたんだな、という気持ちになります。

そして、お向かいに位置したBURUMEステージは
ずらりと、色鮮やかな大漁旗が飾られ、その傍らには
稲藁がはさがけされた状態で飾られました。

opening youchien.jpg

当日はバンドやソロのアーティストが登場した
UTAKKO ステージと、地元の幼稚園児のみなさんや
高校生による伝統芸能などが披露されたBURUMEステージ、
2つのステージで交互にパフォーマンスが披露されました。

ひつじさんたちもステージを眺めていました(たぶん)⇩⇩
ひつじさん音楽を楽しんでいます.jpg

私も一部、MCを担当したんですが、
UTAKKO STAGEからは海と、大漁旗と、稲藁と
そして、忙しく動くスタッフのみなさんの姿、
楽しむお客さんを一緒にみることができました。


そのシーンを、ひとことで『宝』と表したのは
かりゆし58のボーカル前川真悟さんです。

去年は前川さんが
スペシャルゲストとして、急遽出演してくれたのですが、
今年はバンドで、そしてイベントの大トリとして
出演しました。

漁師のみなさんが困難を乗り越えて進んでいった証の
大漁旗はこの街の宝だ、
それを目の前にして歌わせてもらいますと
MCで言っていた前川さん。
そして、『同じく街の宝』と紹介して、子どもたちをステージに
招いてのスペシャルコラボもありました。

あったかくて、熱くて、忘れられないシーンを
いくつも刻むライブになりました。

25日の『みなさんぽ』では前川さんへのインタビューを
お届けします。

"勝手にこの町を好きになって帰ります"と
いう言葉。好きになると帰ってきたくなりますもんね。

そして、"宮城産のうた"を届けてくれた
カラーボトル・竹森マサユキさん。

開催前からPRもたくさんしてくださっていて、
県外から応援の気持ちを送ってくれた
竹森さんのファンもいたと、実行委員会の方に聞きました。

竹森さんも、ファンの方も、あったかいなあ。

竹森さんと.jpg

2011年の3月12日、当時担当していた番組で
カラーボトルと公開録音イベントが予定されていました。

6年半が経ち、竹森さんの力強く、
さらに生きる力が増したような歌を
南三陸町のみなさんと聴いているのは、
すごいことだなと思いました。

これからも続くようにと届けてくれた『10年20年』。
会場がひとつになった時間でした。

25日の『みなさんぽ』では
竹森さんがたこめしカレーを食レポしてくれます!
おいしそうーー!

2017年10月18日

ちょこっと

カキフライ。ちょこっと.jpg

2017年10月23日

台風が過ぎて...

台風一過の。南三陸で.jpg

ほとんどの学校は休みになりましたが
通勤時間の雨風はすごかったですね。

今日は南三陸町での取材でしたが、
牡蠣の養殖場にも被害がでているようですし、
停電によって冷凍庫の被害がでた場所も。
簡易的なつくりのお店でも建物の一部が
風で壊れたりと、心配なことを耳にしました。

わたしたちも一部スケジュールの変更がありましたが
たいへんななか、"ごめんね、約束してたのに"と
こちらに気遣ってくださった方もいて頭が下がるとしか
いいようがありません。

そしてこの町できく"自然にはかなわないよね"という言葉は
本当に重みがあります。
被害のあった箇所が早く元通りの姿にもどりますよう。

2017年11月16日

あさぎ色

今週の『みなさんぽ』は
合同会社 でんでんむしカンパニー代表の
中村未來さんにお話を伺いました。

"使われなくなってしまったものへ
ちょこっと手を加えて未来へ繋がる
モノ・コトづくり"をモットーにしているのが
でんでんむしカンパニーです。

今は耕作放棄地で藍を作り、そこから藍染め製品を
作る事業や、いずれ宿にしたいという目標を掲げて
古民家改修も行っています。

"私自身がこの町のファンになっています"という
未來さんは南三陸町に移住して5年あまり。
会社の名前には、活動がどんどん『伝・伝=つたわって』
いくように、という願い、そして
でんでんむしのようにゆっくりと丁寧な生き方を、という想い。
さらには実は『藍』にとっての天敵であるでんでん虫だけれど、
そんなでんでん虫とも共存して行けるような活動を
していきたいという気持ちも込められているのだそうです。

はじめは、耕作放棄地になった場所で
野菜を作っていましたが、
自分たちの作るもので地域を
つなげられる存在になれないか、と考えた時に、
メンバーから出たのが『藍をつくれないか』という言葉。
周りを見れば、南三陸町入谷の養蚕の歴史、震災後歌津にできた
羊牧場があります。
藍を作り、素材を染めて、素晴らしい作り手の手に託す。
これでメイドイン南三陸の製品ができることになりました。

藍作りには、南三陸応縁団に登録している
応縁団の方が"おでって"で、全国から、
また、教育旅行でやってきた学生さんも
参加してきました。
藍作りをはじめて3年。
データをとりながら続けてきたそうです。
そして、この秋から、藍製品の常設での販売が
はじまりました。

あさぎいろ でんでんむし.jpg

でんでんむしカンパニーでは生葉で染める方法、
乾燥葉を煮だす方法で
染めています。この方法だと、すずしげな
"あさぎ色"の製品になるんですね。
今は、手ぬぐいとくるみボタン、ヘアゴムが
並んでいました。

今後の目標について、
"藍をコンスタントに育てること共に、
働き方の多様性をだしていきたい。
でんでんむしカンパニーの仕事を通して
子育てをしながら働く方法も広めていけたら"と
おっしゃる未來さん。
そんな未來さん自身も年明けにママに!
来年の山の神平の畑に行ったら
バウンサーに乗った未來さんの赤ちゃんにも
会えるのかなぁなんて考えたら
ますます楽しみになってしまいます。
これからのでんでん虫カンパニーの取り組みにも
注目したいです。そして、ぜひ、素敵な
藍染め製品、手にとってご覧になってみてください。


【でんでんむしカンパニーの藍染め製品の取り扱い】
■さんさん商店街 『NEWS STAND SATAKE』
■南三陸町観光協会アンテナショップ 『みなみな屋』

2017年11月18日

南三陸応縁団

南三陸町を応縁しているひと、南三陸町ファンの方々が
全国で2800名あまり登録している
南三陸応縁団の交流会が仙台でひらかれました。

"おうえん"の"えん"はご縁の縁なんです。

県内外からおよそ80人が参加して
南三陸町の復興にむけて意見をかわす"座談会"も
行われましたし、南三陸町のサケやいくら、南三陸ネギを
いただきながらの交流会も大いにもりあがりました。

初お披露目となった南三陸ワインで乾杯!
ワインプロジェクトのワインで乾杯。.jpg

ウワサに聴いていた、"マイ・キラキラ丼"も作って
味わいました!
応縁団。.jpg

そして今夜の交流会の会場で、発表されたのが
さんさん商店街、この冬の企画
『寒鱈フェスティバル 第一弾
熱々(あつあつ)大作戦!』です。

さんさん商店街の10店舗が参加して、
年明けの1月4日から2月いっぱい南三陸特産の
寒鱈料理を提供する、というものです。

海鮮丼やさんやお寿司屋さん、鮮魚店からは
『寒だらほうとう豆乳鍋』や『三陸魚介ちゃんこ』
『寒鱈鍋御膳』『うま辛 海鮮寒鱈チゲうどん』
『つみれ汁』も!
お肉やさんは『寒鱈入りの特製塩ちゃんこ』!

さらには、『寒ダラとトマトの焼きカレー』や
『寒ダラーメン』『たら天なべうどん』
鱈のフライをはさんだ『さんさんたらバーガー』といった
気になるメニューもあります。

南三陸町産のたらがおいしい理由として、
世界的に恵まれた、漁場であることにくわえて、
南三陸魚市場では他の地域ではあまり見られない、
朝・昼、二回『セリ』が行われるので
日戻り漁の鮮度抜群のタラが手に入ります。

そして、これは私もはじめて知ったんですが、
南三陸では、古くから鱈をお刺身で食べる
食文化があるそうです!!鱈をお刺身で〜!!!

そのことから漁師さんも、市場関係者の方も、
魚屋さんと関わる方々はタラの鮮度に敏感であり、
鮮度管理をきめ細やかに行っているんだそうです。

これで、寒鱈フェスにいけば
どれだけ、新鮮な寒鱈を味わえるか、ということが
わかっていただけるのではないかと思います。

さんさん商店街のみなさんは、
『鱈ってこんなにおいしかったの!!』と
お客さんを驚かせたい!ということをおっしゃていました。
驚かせてもらいましょう!

さんさん商店街の寒鱈フェスティバル
第一弾 熱々大作戦
来年の年明け1月4日からスタート。
乞うご期待!

2017年11月22日

化石の宝庫

漬け物石のような大きな石をよーく見ると、
魚の鱗のように見える白い部分がびっしり。
実は爪ほどの大きさのひとつひとつが
アンモナイトでした。

さらに、分かりやすいこんなのも、
持ってきてくださったのは
南三陸町でオクトパス君グッズなどを
手がけるYes工房のデザイナー、大森丈広さん。

アンモナイト みなさんぽ.jpg
南三陸町は実は『化石』の宝庫でもあるんです。

大森さん、めちゃくちゃ化石に詳しかったです!!

地元で化石をとれる場所があり、
小さい頃から、化石を採集するのが
自然な遊びであり、そこが好きになったきっかけ。

化石の研究者は全国から訪れていて、
震災の後も大発見が続いているのだそうです。
たとえば、日本で最古の時代の魚の化石や
2億5千万年前『嚢頭類(のうとうるい)』甲殻類の
仲間といわれている生き物の化石も見つかりました。
日本では南三陸町でしか見つかっていない、
貴重なもの。

ニュースで見つけた専門家や化石ファンの方が
翌日には全国から訪れていたのだそうです。

恐竜も見つかる可能性も、ないこともない!のだとか。

大森さんにとって化石の魅力は"宝探し"のようなもの。
貴重なものだとわかれば専門家に
提出して研究につかっていただいて
いたりするのだそうです。

これからは南三陸町の
子どもたちに化石の魅力をつたえられるような
お手伝いをしていきたい、という大森さん。

町の有志で作り、学校などにも配られたという冊子
『南三陸化石のガイドブック』もその一環なんですね。

そんなに化石に詳しくて、化石が詳しいなら
デザインしちゃえばいいのに!と思ってたら
あるんですね、大森さんデザインの化石キャラ。

オクトパス君の遠い親戚、『アンモナイト老師』。
"南三陸町のジュラ紀の地層から現れた、
豊富な知識を有するおじいちゃんアンモナイト"だそう。
しかも付け髭有り。かわいい...

今後、化石に関するニュースがあったら
また大森さんにお話を伺いにいきます!

2017年12月11日

松しょく

松原しょくどう2017.jpg

週末に、南三陸町志津川で
『食事処 松原(松原食堂)』がオープンしました。

震災後、仮設のさんさん商店街で営業をされていましたが、
本設のさんさん商店街からもほど近い、
オーシャンビューのすばらしい景色を望む場所に
ピカピカの建物が建ちました。
ウッドデッキのあるお店は、一見すると
イタリアンレストランのようです。

まつしょく。南三陸町。.jpg

でも、メニューは、足繁く通いたくなる、
おいしい"家庭の味"。
私がいただいたお刺身定食をはじめ、海鮮丼や定食、
麺類も地元の方には人気なんですね。

震災前の松原食堂は、海と松、
そして桜並木のある「松原公園」の近くに
お店があったそうです。

ここから、また新たな歴史のスタート
なんですね。
お会計の時、開店記念の夫婦箸をいただきました。

"松しょくオープンしたね、行った?"と
地元に住む方々が話しているのを聴きながら、
本当に待たれていたお店がまた
ひとつオープンしたのだと思いました。

2017年12月25日

年末

南三陸町での取材は年内今日がラストでした。
お世話になったみなさんにもご挨拶めぐり。

おせち用に南三陸町の老舗のかまぼこやさんの
蒲鉾を買って帰ろうと前から決めていて、
今日、さんさん商店街をはしごしました。
紅白蒲鉾や伊達巻き、お雑煮用のなるとをセレクト。
瓶詰めの紅葉漬けも買いました。
いただくのが楽しみ!

金曜日には"酒の肴"を意味する
"おすばで祭り福興市"も開催されます!

【NEWS STAND SATAKE】
さんさん商店街でおいしいコーヒーが
のみたくなったら。寒い日にはカフェオレもおいしいです。
ビスケットにいちごジャムでほっこり。
カフェオレsatake さんで.jpg

2017年12月27日

スノードーム

スノードームが好きです。
見かけたら、必ず逆さまにして雪をふらせてみます。

雑貨やさんにある、見とれるほどきれいなものも、
観光地にある、ちょっと無理していたり
すっごくゆるいものも、どちらも魅力。

スノードームが生まれたのは、1889年のパリ万博とか。
新しいもの好きのパリの職人たちが、パリ万博のシンボルであった
エッフェル塔を、手のひらサイズの
小さなガラスの中に閉じ込めたのがはじまり。

エッフェル塔がパリの人気者になってゆくのとともに、
かわいらしいスノードームは世界中で愛され、広まって
いったのだそうです。

南三陸町スノードーム.jpg

この冬、"南三陸スノードーム"なるものが誕生。

手がけたのはユニークなモアイグッズを企画販売している
モアイファミリーです。

まず、中央に鎮座するのが
南三陸町に贈呈されたモアイ像のミニチュアのモアイ。
モアイの前には海がひろがっていて、
南三陸町を代表する海産物のタコ、そしてホヤ!
上空には南三陸町の海を飛び交う、ウミネコ
南三陸町を代表するグルメ、キラキラ丼もありますし
今年、復活オープンしたサンオーレ袖浜近くの島、
荒島も。

そして、スノードームの台座にも、南三陸町がつめこまれています。

まずは、"さんさん商店街"、そして南三陸町屈指の絶景、
神割崎。さらに、南三陸を一望できて、春にはつつじの名所、
田束山も立体的に表現されています。
さかさにすると、景色をひとつにまとめる雪が
キラキラと降ってきます。

構想2年、制作に半年かけられたというスノードーム。
スノードーム好きにも教えたいかわいらしさです!

2018年1月18日

ラムサール条約シンポジウム

南三陸町のネイチャーセンター準備室の
博士、阿部拓三さんに先日お話を伺いました。

インタビューの最後に
拓三博士がリクエストしてくださったのは
原由子さんの『花咲く旅路』。

学生時代、北海道から沖縄までヒッチハイクで旅をしたことがあり、
旅の途中、咲いている花も
飛んでいる鳥も、季節も、土地の食べ物も変わっていきました。

その中でそれぞれの地域の宝に気付いて
将来は地元・宮城の宝を伝えるような仕事に就こうと
思われたのだそうです。まさに、研究や教育に携わろうと
心にきめたとき、カーラジオから流れてきた曲なのだとか。

熱心に研究をされている拓三博士のこころにも、
子どもたちに伝えるときのやさしいまなざしの原点にも
この曲があるのですね。

拓三博士と 2.jpg

拓三博士も、そして、あの、さかなクンも講演を行う
『ラムサール条約シンポジウム』が
今度の土曜日に行われます。

さかなクンは震災前から調査にも参加していて
南三陸の海の魅力をお話してくれるんだギョ!

南三陸町では、今年10月にドバイで開催される
締約国会議において、志津川湾の貴重な藻場の
ラムサール条約湿地への登録を目指しています。

志津川湾の特徴はその海洋環境にあり、
寒流と暖流が混ざり合うエリアの中心にあることで
多様性豊かな海が形成されています。

特に寒流由来のマコンブ、そして暖流由来のアラメの、
広い海藻の森・藻場を作る両方の種類がみられるという点が、
貴重であり世界的に注目をあびているのだそうです。

ラムサール条約の正式名称は実は長いんです。
『特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約』。

藻場は、様々な生き物の餌を提供するとともに
すむ場所であり、隠れ家になります。また卵を産みつける
ゆりかごの役割も。人間にとっても豊かな恵みを与えてくれる
存在ですし、藻場を保全することはコクガンをはじめとする
水鳥たちの生活域を守ることにもつながるのだそうです。

ラムサール条約の柱は
自然を守るだけでなく、自然を上手に利用しながら交流や
学習に生かすというもの。


他に、講演では、おおさき生きものクラブのみなさん、
志津川高校自然科学部の生徒さんも登壇。
ラムサールセンター事務局長の中村玲子さんも講演されます。

中村さんは日本の登録湿地同士の子どもたちの交流事業を
長年展開されてきました。

いろいろな地域の自然環境の宝を探しながら
子ども達の教育と交流を情熱をもって進めてこられた方で
日本人ではじめてラムサール賞という国際的な賞を受賞されました。

そして午前中から
コクガン観察会やワークショプも行われます。

入場無料。
さかなクンに会いたい方もぜひ!

【南三陸町ラムサール条約シンポジウム】
日時:1月20日(土)
10時30分〜コクガン観察会、ワークショップ、ポスター展示
13時40分〜第一部 講演会 
■南三陸ネイチャーセンター準備室 阿部拓三博士
■志津川高校自然科学部
■おおさき生きものクラブ
■ラムサールセンター事務局長・中村玲子さん
15時〜第二部 講演会
■さかなクンのギョギョッとびっくり 
 南三陸のおさかな教室

場所:南三陸町ベイサイドアリーナ
(南三陸町志津川字沼田56番地)

■□■シンポジウムについて詳しくはこちら■□■

2018年1月10日

ORASAKE

おらさけ。2018.jpg

2018年1月20日

地域の宝を

ベイサイドアリーナを会場に開催された
『南三陸町ラムサール条約シンポジウム』。

さかなクンがやってきて、子どもから大人まで楽しめる
「ギョギョッとびっくり!南三陸のお魚教室」というタイトルで
講演してくれました。
南三陸ネイチャーセンター準備室の阿部拓三博士も
ステージに呼び込まれて、お二人で、次から次へ
南三陸のお魚の話が飛び出していました。

さらに今朝、漁師さんの網にかかったお魚も運びこまれて、
魚の名前を答えたい子供たちが手をあげて、
さかなクンがマイクをもって客席の間を走り、
そのあとを拓三博士がお魚をもって走るという光景がありました。

子供達が元気に正解していく姿には
南三陸町には小さな、お魚博士もいっぱいいるんだなと
思いましたし、
たとえ一度外れても、また違うお魚の
名前がぽんぽんでてくることもびっくりしました!

南三陸町では、志津川湾の登録を目指す
ラムサール条約の柱は
自然を守るだけでなく、自然を上手に利用しながら交流や
学習に生かすというもの。

NGOのラムサールセンター事務局長で、同じく
講演された中村玲子さんからは
ラムサール条約に登録されたら、
ぜひ登録湿地同士の子供たちの交流を、というお話もありました。

今回は、ラムサール条約の先輩登録地である
大崎市の「おおさき生きものクラブ」の小中学生のみなさんや
地元・志津川高校・自然科学部の生徒さんたちも活動発表を行いました。
これからの交流にも大いに期待です。

午前中に行われたコクガン観察会、そしてワークショップも
充実していて、いろんな角度から南三陸町の豊かさを
知る一日になりました。


【とんでけ!コクガン】
シベリアから志津川へ渡るコクガンを紙飛行機で!
kokugan (1).jpg

【いきもの手ぬぐい 磯しぼり】
スタンプをおして、磯手ぬぐいづくり。
海藻ステンシル (1).jpg

【ラムサールぬり絵バッジ】
志津川湾にいるいきもののぬり絵を選び、
思い思いにぬって、バッジをつくることも。
私はダンゴウオちゃんの絵柄を選びました。
だんごうおちゃんばっじ (1).jpg
さかなクンの講演の時、これをつけていたのですが、
終演後気付いたさかなクンが
"これ、自分でかいたんですか〜??"と。

"いえ〜ワークショップでぬり絵をしました"と答えつつ。
さかなクンのぬり絵ブックがあったらたのしそうだな、と
ふと思ったりしました。(あるのかな?探してみたいと思います)

さかなクンはイメージのままの、
とってもとっても素敵なひとでした。

2018年1月24日

寒鱈フェスティバル

今年のふゆ、さんさん商店街を訪れるお客さんを
あたためている、"寒鱈フェスティバル 熱々大作戦"。

飲食店やお魚やさん合わせて10店舗が
旬の鱈をつかった新メニューを提供しています。
鱈って、捨てるところがないお魚と言われますよね。

そしてそのバリエーションも豊富!
『coffee&curry 月と昴』では
常連さんの裏メニューだったという焼きカレーに鱈をのせた
『寒ダラとトマトの焼きカレー』を提供。
ランチなら2人でシェアしてもいいくらいのボリュームが
嬉しい〜美味しい〜スパイシ〜!
月と昴 トマト&鱈.jpg

そしてお茶やさん『阿部茶舗』では
『たら天なべうどん』をふうふうしながらいただきます。
どーんとのった、たら天の横には、なんとこれまた
大ぶりの牡蠣まで!!
たらてんなべうどん (1).jpg
俳優界でたとえるなら、菅田将暉+山崎賢人ダブル主演!
くらいのインパクトではないでしょうか。
もしくは、反町隆史+竹内豊ダブル主演!
(年代によってどうぞ)

もちろん、ほろっとほどける鱈の身と
衣にしみた、おつゆのおいしさが存分にたのしめます。

『寒鱈フェスティバル 熱々大作戦』は
南三陸町さんさん商店街で
二月末までの開催です!

2018年2月 3日

福興市in仙台駅

ふっこういち みとべししおどり (1).jpg

基本的に毎月最終日曜日に
南三陸町志津川の旧仮設魚市場で行われている
南三陸福興市。

震災後わずか1ヶ月あまりで立ち上がった福興市は
今月末の開催で76回を数えます。
今日の佐藤仁町長のご挨拶のなかで、
2020年中に100回を迎えるということをおっしゃっていました。

そんな南三陸町の大人気イベント、
南三陸福興市が仙台駅におでかけ。
おいしいもの・ならではのものたちが
いっぱいのにぎやかな週末を迎えています。

南三陸町の誇る、郷土芸能
行山流水戸辺鹿子躍(ぎょうざんりゅう・みとべししおどり)の
演舞は、何度見ても、心つかまれます。

今年豊漁というタコも購入。
週末の贅沢を、いただきます。
志津川たこ お刺身でいただきます (1).jpg

2018年2月 7日

慶明丸

今週の『みなさんぽ』は
南三陸町戸倉 波伝谷(はでんや)の
『農漁家レストラン慶明丸(けいめいまる)』に
おじゃましてお店を切り盛りされている
店主の三浦さき子さんにお話を伺いました。

『お・も・て・な・し』ののれんをくぐり
お店に入って一番に目に飛び込んでくるのが
『慶』の字が入った、黄色い浮き玉。

実は震災以前12年ほど営んでいた
かつての店舗で、看板代わりにかかげていたもので、
震災の津波でアラスカに流れ着き、
その後、さまざまな方の協力で
さき子さんのもとに戻ってきました。

戻ってきた時、
"帰ってくるのたいへんだったっちゃ、
お風呂にでも入って"、そんな気持ちで
浮き玉を受け取ったというさき子さん。

アラスカで、この浮き玉を見つけてくださった
ご家族とは今も交流が続いています。

レストランは2013年4月に今の場所で再開されましたが、
この浮き玉は、お店をずっと見守ってきた、
歴史そのものなんですね。

20180207啓明丸さん (1).jpg

ちなみに、お店のお名前は
ご主人のお名前から『慶』を、
ご長男のお名前から『明』をとり、合わせたものだそうです。

メニューはなくて、おまかせ定食やコース。
予約制で営業をしています。

私がおじゃました日のおまかせ定食は
タコなどのお刺身をはじめ、
初めて食べた赤皿貝(あかざらがい)の焼き物、
わかめしゃぶしゃぶ〜!
さらにほたての炊き込みご飯まで。


慶明丸 おもてなし1 (1).jpg

食べ過ぎて...う、うごけない〜。
"夏もおいしいよ!"という、さき子さん。
季節ごとのおまかせ定食、いただいてみたいです!

震災後再開された当初はボランティアのひとたちの
つながる場所として、という思いも大きかったそうですが、
地元の方の憩いの場に、近所づきあいを大切にできる場所に、
という思いも年々強くなってきているそうです。

一方で、語り部としても活躍されているさき子さん、
町外からのお客さんには
ご飯を食べながらもいろいろなことをお話
してくださると思います。

旬の味と、さき子さんのおもてなしを味わいに、
ぜひおでかけください。

【農漁家レストラン 慶明丸】
0226-46-9374

■□■南三陸町観光協会のHPからはこちら■■□■

2018年2月21日

さんこめし

さんこめしです。 (1).jpg

南三陸町の新名物が誕生しました。
その名も「さんこめし」。

はらこ飯、穴子飯、たこ飯を
ひとつの丼に、ってすごいアイディアです。

鮭と、穴子とタコ3種類の出汁をつかった
炊き込みご飯がベース。
さんさん商店街の『弁慶鮨』さんでいただいた、さんこめしは、
ふっくらした穴子とタコが交互に、チェック柄のように
綺麗にならべられていて、その上に
キラキラと輝くはらこ(イクラ)と金ピカにさえ見えるゴマが!

去年の春頃から南三陸町内の飲食店の店主のみなさん、
商工会や観光協会、町が開発を進めてきたものだそうです。

「弁慶鮨」の二代目・菅原賢(すぐる)さんは
"主役級の3つをひとつにまとめるのが大変だった"と
おっしゃっていましたが、
そこが各店の腕の見せ所でもあるんですね。

みっつの個性を味わいつくして、さんこめし。
広めたくなる味、ここにあり。

2018年2月26日

すがわら

日差しに力強さが増して、
海もキラキラと輝きを返してきます。

去年12月、南三陸町志津川に新店舗を
オープンさせた「すがわら」さん。

かつて、南三陸町入谷では「そば処 すがわら」として
営業されていて、親戚のお家におじゃました気持ちになれるお店も
本当に好きだったのですが、
新しく「和食割烹 すがわら」としてオープン。
カウンターとテーブルと小上がりがあり、
かつてのお店と同じ、次々とお客さんが訪れるなかでも
ゆったりとくつろげる時間が流れていました。

ご主人は、もともと大阪・東京の一流割烹で長く修行をされていて
地元にお店を開かれました。
ひとつひとつのお料理が、丁寧な味で、
ゆっくりと味わいたくなります。

お蕎麦ももちろん、いただきつつ、
サイドメニューでオーダーする人が多い、たまごやきも健在。
甘いのか、だし巻きか、選べます。
わたしは、だし巻きをいただきます。
すがわらさんのたまごやき。 (1).jpg

自分のおおざっぱな卵焼きは
しばらく見なくていいな...

そう、毎回思うのですが、それならおいしくて
きれいなだし巻きを目指して練習してもいいよなぁ...と
ちょっとは、思ったりもしています。笑

2018年3月 7日

背中

去年の3月11日に発行された一冊の本があります。
「南三陸発!志津川小学校避難所」という本。

南三陸町の志津川小学校避難所は
震災当日から59日間に渡り、自主運営された避難所です。
この本は、避難されていた方が書き留めたノートと、その後の
インタビューを経て書かれた、記録の一冊なんです。

3月11日から、「さよなら、避難所」の
タイトルが付けられている5月8日まで毎日の記録が記されています。

避難所の自治会メンバーとして力を発揮されていたのは
志津川地区の老舗の商店のだんなさんたちだったんですね。
ふだんから地域のみなさんにとって顔なじみのメンバーだったわけです。

3月28日のページを開いてみますと
この日、志津川小学校の体育館では予定より16日遅れての
卒業式が行われました。

「子供たちのために」「卒業式という晴れ舞台を準備する」この大事な
目標のために、避難されていた500人もの町民のみなさんが
見事なチームワークを発揮されたエピソードがとても印象的でした。

混乱の中から自治会が結成され、
その後のさまざまな避難所での出来事を力を合わせて乗り越えて。
この一冊は志津川小学校に避難されていた方々から
未来へ送るメッセージとなっています。

「南三陸発!志津川小学校避難所」
明石(あかし)書店から発行されています。

登場人物はカタカナ表記で、主に下のお名前や
普段よばれているニックネームで書かれていまして、
わたしはそのうちの多くの方に取材を通して
お世話になってきました。

そのうちのお一人「タダヨシ」さんの言葉が
一番印象にのこっています。
それは302ページにある
「震災前のことって生まれる前の出来事みたいな感じなんです。
そして、現世は震災からはじまったように感じる」という言葉です。

志津川小学校避難所。本 (1).jpg

今週のみなさんぽは「タダヨシ」さんこと、
『一般社団法人 南三陸研修センター』
理事の阿部忠義さんにお話を伺いました。

阿部さんは南三陸町で生まれ、
子どもたちにも人気の
「オクトパス君」の生みの親でもあります。

阿部さんは町の職員として
長く産業振興にも力を尽くされてこられました。
震災時は志津川小学校避難所と町役場をつなぐ役割も
果たされ、
震災直後からは入谷公民館の館長さんを
勤められた経歴もお持ちです。

南三陸で活躍されている若い方々からの人望も厚く、
その背中を尊敬されている阿部さん。
そんな阿部さんご自身も尊敬する先輩がいます。
その方は"仕事は厳しく、職場は明るく"という
気持ちでお仕事をなさってきたそうで、
阿部さんもその精神を引き継ぎたいと思ってこられたそうです。
震災でお亡くなりになってしまった先輩のことが
いつも阿部さんの心にあるのだな、と感じました。

オクトパス君を手がける
南三陸復興ダコの会の目標を
"世界のオクトパス君に"
そして、南三陸研修センターの目標を
"南三陸町を日本一の研修フィールドに"と
教えてくださいました。

震災後のひととの出会いで積み上げてきたことが
つまっているという南三陸研修センター。
"歓迎する思いはもっているけれど
おいでになる方がそれ以上に
南三陸を好きになってくれてありがたい"と
いう阿部さん。
交流で、地域の活力を生んでいきたいと
奮闘されています。自然を守りながら発展させて
いきたいという思いも。
今後は、ものづくり学習館のような場所を、という
夢も描いていらっしゃるそうです。

南三陸研修センターは
地域振興やスタディツアーなどの
プロジェクトを行っていて
「いりやど」という宿泊施設もあり、
研修やもちろん、ビジネスユースや
プライベートの旅行の方まで幅広く利用されています。

南三陸町で活躍する若いひと、移住して共に働く若い方々のことを
"ものごとをすっきりさせて、ブランディングする力を持っている。
時代の流れを捉えて効率のよい発信の仕方をしていることが
すばらしい"と表してくださった一方、
"彼らがのびのびとパフォーマンスできる環境を
つくるのが私のしごと。
私の尊敬する上司はまさに、
私を守って好き勝手にやらせてもらった"とおっしゃる阿部さん。

アイディアマンと呼ばれ続けてきた
阿部さんの周りにも、頼もしいアイディアマンが誕生しているんですね。

"右腕になってほしいと思って
一緒に働きだすけれど、
それはもったいないなとおもって、それぞれ
やってもらうことにすると、
自分の雑用は一向に減らない"と笑っていらっしゃいました。

最後に、今年の3月11日、目標にする先輩に
どんな報告をされますか、とお尋ねしてみました。
インタビュアーとして、はじめてこのような聞き方を
させていただきました。
"相変わらず一生懸命やっているんだけれども。
もうちょっと地域に経済効果をもたらすような
実績を作りたいので、少し応援してと
お願いしたいと思います"


■□■南三陸ラーニングセンター(南三陸研修センター)■□■

■□■いりやど■□■

2018年3月26日

陽射し

今シーズン最大のくしゃみ回数を
記録しております。

そんなに花粉と闘いながらも
外を歩きたくなる陽気です。
20180326sansan (1).jpg

コーヒーのフィルターに、ビスケットサンド♡
SATAKEさんのアイスコーヒーが
とびきり美味しいです。

2018年4月18日

福興市in仙台

minachari (1).jpg

かきラーメン。南三陸 (1).jpg

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